複数回見る人もいるようだが、自分は見ていてしんどすぎて、もう当分2回目は見られないな、と思った。
舞台挨拶で監督が、主人公のことを病気と括ってしまう人がいる、と話されていたが、少々対人関係が苦手でも、主人公の言っていること何もおかしくないし、「正しい世界で笑いをかきたい」と言っていたことが正論だし全てなのに、と思ってしまった。
そんな中で、菅田さんや仲野さんの役が寄り添ってくれているのが本当に救いだった。
この映画を見て、異様にコミュニケーション能力高かったりする人って、自分の何もなさを隠すために得たスキルなのかもな、とも思ったりした。
帰りの電車で、著名な漫画家の方が亡くなったニュースを目にし、この映画を見た直後だっただけに余計思うことが多く、悲しくなった。
岡山さんは、自分役者でも絶対こんな役無理だな、と思う役を今作で演じきっておられて、日本アカデミー賞受賞しそうだな、と思った。
