しぶい。
やるせない気持ちになります。
でも、不思議と癒される映画でした。
サッカー元日本代表、
酒井宏樹選手のゲキ押し。
このしぶい作品を、名サイドバックが推薦した理由が中盤で判明します。
人生の痛み、後悔、苦悩、そしてそれらを緩和することがテーマの映画でした。
マット・デイモン主演。
フランスのマルセイユの光と影も興味深かったです。
Stillwaterは、
オクラホマ州にある町の名とのこと。
主人公ビル(マット・デイモン)の娘アリソン(アビゲイル・ブレスリン)は、フランスのマルセイユ留学中に殺人容疑で逮捕され、裁判をへて有罪となっていた。
ビルが久々に刑務所に面会に訪れたところ、フランス人弁護士にメモを渡すようアリソンから頼まれる。
そのメモには、フランス語で「冤罪の証拠があるので調べてほしい」と書いてあった。
娘に端から頼りにされていなかったわけだが、ビルは自ら動いて真犯人を探そうとする。
しかし、慣れない異国の地で、事はうまく運ばない。
彼の行為は空回りし、事態を悪化させる。
娘からも完全に愛想をつかされてしまった。
ビルのダメ男としての過去、娘の信頼を失った経緯も次第に明らかになっていく。
ただ、ビルはフランスに居残って、娘に尽くそうとする。
ビルのダメダメぶりとともに、彼の人柄、誠実さも観客は知ることになる。
そんなフランス生活のなかで、ビルは、彼を助けてくれるシングルマザーとその娘マヤと心通わせていく。
やっとアリソンと関係改善が見えてきた矢先、彼は真犯人らしき人物を偶然見つけた。
そして、ビルは即行動し、踏み越えてはいけない一線を越えることになる…
劇中で使われる、サミー・スミスのHelp Me Make It Though The Nightが沁みたなぁ。
ビルは、カントリーミュージック好きという設定。
Help Me Make It Though The Nightは、束の間の幸せのシーンに流れます。
ラストの大事な場面でも、ビルはかみしめるよう聴いてましたね。