アリ・アスターの最新作でホアキン・フェニックス主演。
長すぎて疲れました
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臆病なユダヤ人のボウは、母親の死をきっかけに家に帰ろうとするが、道中で散々な目に遭う地獄巡り映画。
さぁ大変だぁ。アリ・アスターの映画にはいつも困らせられる。『ヘレディタリー』はあんまり好きじゃなく、『ミッド・サマー』はかなり好きだった。
これは好きでもなく、嫌いでもなく…。
ボウが完全に統合失調症で幻覚しか見てない。アパートの周りはとんでもないくらいヤバい場所だが、あんなヤバいとこはない。
前半は母親の家に行こうとするが、全然行けない状況になっていくのが面白かった。隣人から「静かにしろ!」と脅迫手紙送られ、家の鍵失くすし、水道から水でないし、向かいのコンビニに行くだけでも一苦労。
それから次のパートは変な医者の家族に助けられ、家の中で四苦八苦する。ここもまだ面白い。
問題は次のパートから。というかその家族の途中くらいから眠くなってくる…。森のなかにいた女性に救われるみたいな展開でもう寝落ちしました。さすがにここまで盛り込むと飽きます…。
ボウの過去と舞台を見るくだりは尺が長すぎる。
そこでやっと家にたどり着きます。そこからはまた面白かったです。
3時間、作家のやりたいことやっただけの内容に付き合うのは無理がありますし、アリ・アスターさすがに調子乗りすぎです。あとコメディにするとか言ってたのに笑えないし、逆に怖くもないから中途半端だなと…。
ただ、この映画、軸はしっかりしてます。今までボウは悪い人でなく、悪い社会や人間に脅かされているのだと思ってましたが、最後に見方が変わる。それは自分で悪い方向へ導いてるだけではないのか?
良く「俺が不幸なのは、周りのせいだ!」と言ってる人いますがそれは自分でそう流されているのであって何も現状を理解してない。そんなことを感じました。
あと最後は『トゥルーマン・ショー』を彷彿とさせる展開になります。あのラストシーンは良かったのか悪かったのか?
僕は良いハッピーエンドだと思います。『ミッドサマー』もハッピーエンドで終わったし、あれだけ死にたくないと思っていたボウが死を受け入れたのですから。
全部は理解してないですが、ユダヤ人家族コミュニティのヤバさと途方もない映画体験をしたので良かったでしょう。