あの頃、⼀度も話さなかったあの⼈は、何を考えていたんだろう。 とある中学校の3学期、「2年6組」35⼈全員に密着し、ひとりひとりの物語を紐解いていく。 そこには劇的な主⼈公もいなければ、⼤きなどんでん返しもない。 学校で眠ってばかりいるのに、家ではお菓⼦作りに勤しんでいる男の⼦。 お調⼦者で「ウルサイ」のに、デートに⾏くとぜんぜん話さない男の⼦。 「キャラを変えたい。できれば⼦供からやり直したい」と嘆く、地味で無⼝な⼥の⼦。 そこには、⾮⾏少年も、家出少⼥も登場しません。ただ、その誰もが、いまの私たちと同じように、わかりにくい問題にぶつかり、解決の仕⽅もあいまいなままに、前へ進んでいきます。 全くの他⼈であるはずなのに、その1⼈1⼈にどこか⾃分が重なり、気づけば⽬が離せなくなってしまう。あのころ私たちは、どんな⼈が好きで、どんな⼈が嫌いで、何に傷ついて、何に悩んで、何を決意して、何を夢⾒ていたのか。そんな記憶と感情が、次々と溢れかえります。 この映画には「誰もが通ってきたのに、まだ誰も⾒たことがなかった景⾊」があり、そして、普通の映画を観るのとは全く違う、「⼼のタイムマシーンに乗るような体験」が待っています。 すべてが慌ただしい世の中だからこそ、⼀度⽴ち⽌まり、いつでもあの頃の気持ちに⽴ち返る「栞」をはさんでもらうための映画です。
とある高校2年生のクラス。ある日唐突に『LGBTについて』の授業が行われた。 しかし他のクラスではその授業は行われておらず、生徒たちに疑念が生じる。 「うちのクラスに LGBTの人がい…
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>>続きを読む思春期の双子ラファエルとレミ。一人は障害を抱え大人への階段をなかなか登ることができない。
ありふれた時間が校舎に流れる「金曜日」の放課後。1つだけ昨日までと違ったのは、学校内の誰もが認める“スター”桐島の退部のニュースが校内を駆け巡ったこと…。