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アクアマン/失われた王国のAmiHaruのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
4.0
正直前評判があまりいいものではなかったので、期待半分、不安半分の気持ちで観に行ったんですが、まあ単純に『アクアマン』の続編としてはそれなりに面白かったです。

前作に比べるとちょっとスケールダウン感が否めなかったんですが、『アクアマン』ならではの爽快感は健在でしたし、テンポ良く話も進むので、だいぶ観やすい作りにはなってました。
また、なんとなく別のアメコミユニバース作品である某雷神映画を連想させる展開ではあったんですが、主人公アーサーと前作のヴィランである義弟オームのバディ要素も良かったです。

しかし、これが正真正銘DCEUの事実上の完結作になるのかと思うと、だいぶ複雑な気持ちになりますし、何かに例えるならば、打ち切りになった少年漫画感がすごかったです。
DCEU版のアクアマンの物語としては一応本作で綺麗に纏まってはいたものの、ただこれで終わりなのかと思うと、だいぶ寂しくなります。

色々と思うところはあるんですが、さまざまな紆余曲折があったなかで、この作品を完成にこぎつけたジェームズ・ワン監督はじめ、製作陣には改めてお疲れ様と言いたいです。

ただ一つ不満点があるとすれば、個人的には前作でウィレム・デフォーが演じてたアーサーの師匠の雑すぎる扱いにはすごく納得行かなかったです(まあ、これは俳優のスケジュールの都合もあったんでしょうが…..)。
あと、今となってはジョニー・デップとの裁判の一件もあって、お騒がせ女優になってる印象が強かったアンバー・ハードの出番が思ってたよりも多くて、そちらにもびっくりしました。
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