のんchan

ノートブック -愛するあなたへ-ののんchanのレビュー・感想・評価

3.9
アルゼンチンのヒューマンドラマ🇦🇷

末期癌を宣告された42歳のマリーが、人生や死、愛について、3歳の1人息子に伝えたいメッセージをノートブックに綴る。
それが後に書籍化され大ヒット。

実話に基づきドキュメンタリータッチで描かれている。

マリーはユーモアがあり前向き、頭の回転が良く面白いジョーク🤣を常日頃言っているような明るい女性。友人も多い。

病室から自分の病状や死に向かうリアルさを包み隠さずTwitterで Tweetした。(鑑賞中にもしや?と検索したら、まだ削除されずに本人のページが残っている✨)
それが思いがけずに話題となり、TV番組に取り上げられ、病室から電話出演もした。

夫とは18年の付き合いの末、妊娠をキッカケに結婚。幸せな結婚生活も終末の相談をしなくてはならなくなる。

2人で相談し尊厳死を求めるも、病院やメディアからは当然反対される。
"終末期鎮静"と"安楽死"は厳密に言うと違う為、病院側はメディアに【安楽死を勧める病院】というイメージを発信して欲しくないからTweetはしないように止められる。

キャストも凄くリアルで、マリー役は頭を本当に剃髪している。42歳にしては老け込んでいるように見え、やつれ感が本物っぽいのだ。点滴跡とかも紫や黄味がかって、本人なの?と勘違いしそう。

アルゼンチンの病院、病室、医者、看護師らの雰囲気が伝わる。
個室に友人達が10人程来ても、見て見ぬふりしてくれるところなんて、アバウトで、らしいな〜と感じてしまった💦

もし自分が余命宣告されたら...他人事じゃない。ちゃんと夫婦で相談しておくべき事だと思う。
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