勝ったのは農民だ

セブンの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

セブン(1995年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

【7️⃣0️⃣0️⃣本目の映画レビューなので今作『セブン』にしました。】

※ 過去鑑賞記録です。
かなりうろ覚えですが、例によって今回もある程度のネタバレします。
そしてすでにご存知の方も多いと思いますが、
今作はオチが大事なタイプの作品なので、未見の方は読まないことを強くオススメします。🙇🏻‍♂️

人気漫画『NARUTO/ナルト』🍥の原作者:岸本斉史さんは、
「今作の鑑賞前に散髪屋💇🏻‍♂️💈で偶然そのオチを聞いて最悪だった。⤵️散髪中だったから耳を手で塞ぐことも出来なかった。🙀」
と語っています。😅


デヴィッド・フィンチャー監督の映画で今まで自分が観てきたのはレビューをしていないものも含めて9作品。

ものすごく大好きな監督ってわけじゃないんですが、自分の中では多く作品を観ているほうの映画監督です。
その中で今作は一番最初に観て衝撃を受けた作品です。🎬

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【主要キャスト4人が今となっては豪華キャストです。】

タイトルの『セブン』7️⃣とは、聖書の「7つの大罪」✝️のことで、それをなぞった猟奇的連続殺人事件を追う刑事2人が今作の主人公です。


・モーガン・フリーマン演じる定年間近の刑事:サマセットと

・ブラット・ピット演じる赴任してきた若手の刑事:ミルズ

が事件を追うんですが、

序盤は彼らのギスギスしたコンビの関係性も気分が悪いです。😰



そのためグウィネス・パルトロウ演じるミルズの奥さん(名前は忘れました😅)が勝手にサマセットを自分の家に招待するんです。
正直、自分が旦那:ミルズの立場なら嫌なんですが、結果オーライでそれなりに仲良くなってよかったです。♨️

それから、数日経って

「こんな最悪な環境で子供を産んで幸せにできるのか❓🤰🏻」

みたいな相談をサマセット刑事にするんですが、それも流石に先に旦那のミルズに言うべきだとも思いました。😅

グウィネス・パルトロウは『アイアンマン』の良妻のイメージもありますが、彼女の心理は理解出来ません。🤷🏻‍♂️

でも、このコロナ禍でそういう悩みを持つ妊婦さんは世界中にいると思いますね…。😷

あと、モーガン・フリーマンの声が良いから、その「産むか❓産まないか❓」に対する彼の回答が2割〜3割増しで言葉の重みを感じます。🗣




そして、犯人をケヴィン・スペイシーが演じています。

犯人が自分から警察に出頭してきたのは、“推理もの“としては拍子抜けしたんですが、そこからの展開は度肝を抜かれました😱。

今作の大ヒットの影響かはしりませんが、
これ以降で彼の出演作として

『ユージュアル・サスペクツ』や
『ライフ・オブ・デヴィッド・ゲイル』

みたいにオチがすごい作品が増えた気がします。

前のレビューが、彼が降板した『ゲティ家の身代金』だったんですが、あのワインスタイン問題以降で完全に俳優を引退ってことなんでしょうか❓
よく分かりませんが、被害者の心情を考えたら引退もしかたないと思います。😔

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【とある家族の幸せがぶち壊される話です。】😫

どうでもいいですが、

地下鉄が通る度にガタガタと揺れるミルズのマンションは問題ですが、🚇

自分はそれ以上に、「あのマンションで犬を飼っても問題無いのか❓」がすごく気になりました。🐕

もちろん、

・スパゲッティ食いすぎて死んだ巨漢🍝

とか、

・一年間もベッドにくくりつけられた悲惨な男🛏

とか、振り返って考えたらクライマックスに至るまでの5件の猟奇的殺人事件も

「よくこんなアイデア💡思いつくなぁ」😅

って思います。


それに、光と影の付け方もうまくて撮影スタッフが優秀なんでしょうね…。🎥

今作では7日間中、ほとんど雨が降っているせいもあり、☔️陰鬱な雰囲気がずーっと続きます。


で、終盤でようやく快晴になったと思ったら、

そこから地獄が待っていました。☀️

簡単に言えば、

“とある家族の幸せがぶち壊される話“

です。

デヴィッド・フィンチャー監督作品の中で、

今作『セブン』と『ゴーン・ガール』はすごいと思いますし、好きですけど、観終わった後は気分が沈みます。😩