Toineの感想文

ペイン 魂の叫びのToineの感想文のレビュー・感想・評価

ペイン 魂の叫び(2011年製作の映画)
3.0
【物語よりも監督のパーソナリティーが気になった】
スランプの作家さんが遠出して執筆に専念しようとすると怖い目に逢ういつものやつ。
嫌いじゃないいつものやつ。

映画開始から30分以上はありきたりすぎる展開だったので気を抜いていたら急に予想外の方向に物語が進んだので少しときめきました。
が、伏線の貼り方があからさまというか答え出しすぎ教えすぎだったのが残念でした。
お別れパーティーの建物の外で書籍片手に佇む人物とかハグしたときの表情とか。
ミスリードなのも解っちゃうしオチもなんとなく解っちゃうんですけどw
もっと観てる側のこと騙したままラストまで進んで欲しかったです。

ネタバラシの仕方が親切すぎるしオチの内容も含めきっと監督は心が優しい方。
残酷さが足りません。
似ている映画だと「ステイ(2005)」の方が断然好き。
わたくしの大好物(尖ったどんでん返しや二転三転のジェットコースター展開ならびにスーパー鬱エンド)は鬼畜ドSにしかできない所業なのかも知れないなと思いました。
ということで物語よりも監督が優しそうでそっちが気になったので星は3つでございます。