ここまで監督自身の赤裸々な思いを描いている映画は初めて観た。カメラで撮るという暴力性に向き合い、それでも人を撮るカメラは、何か優しいものを感じる。
「自分のため」が「誰かのため」へ。小田さんの今後…
人を撮りたい、人を撮るのが好きという答えを得る一方で、見せられている映像はいつも人間が背景のよう。キャメラの焦点は、人間よりも背景やワンちゃんを見つめている。けれど、かえって人間がもっと面白く映る不…
>>続きを読むノイズに対して見つめ直している作品。
ノイズはあまりにも暴力的だったため、あまりいいと思わなかったが、見つめ直しやその当時の言語化できない葛藤などを自分で振り返っていた点は納得いった。
やはり生き型…
『ノイズが言うには』と併映で鑑賞。
カメラがもつ暴力性に気づいてから、映像制作を避けていた。そんな監督自身が再びカメラに向き合う瞬間が記録されている。ノイズや光によって作られるイメージに魅了さ…
小田監督自身の、「ノイズが言うには」以後の内省と葛藤の克明な記録。
「ノイズ」以後に撮ってきた作品のセルフライナーノーツとも呼ぶべきか。「ノイズ」を撮ることで生まれたカメラを持つことの残酷さを自身…