祖母が夏に亡くなった時、丁寧に化粧を施されて少しだけ口角も上がり安寧しているかのように棺で眠る彼女を観て、普段どんな表情をしていたのかよくわからなくなった。
追い求めたものほど手許に残った時、ただの幻影だった、みたいなこと感じながら観た
生々しい性欲が飄々と映し出されるのに、なぜこんなに綺麗なのか?好きすぎる
写真を撮られる時はジャジャンクーが示したように顔半分に掌を充てがうようにしてる
喋るかセックスするかの日々
気づいた時には均衡が崩れる
謀殺が図られていたかのようなストーリー
松竹の入り口に青い折り紙で作られた蝶がポスターの周りを彩ってた
この映画館ほんと好き
人生のどこかで引いた線は
大きな湖に向かって落ちることもあれば
枝分かれして支川が累々と続くこともある
出逢い方は差異あれど
そのどれもが等しく麗しいと
思ってもいいんじゃないかな
ストーリー構成に4〜5年を要する理由がわかる
現実の輪郭だけを模って、その中に綺麗に収める技術、天晴れです
武のいたいけな笑顔は、瞳孔の奥に深々と宿る気魄を感じさせる
オールタイムベスト、素晴らしい。
シネマテーク閉館前に。
身内の不幸で急遽愛知に帰ることになり、少し日程と気持ちに余裕があったので最期の映画だと思って観た。
苦悩を経験し乗り越えてきた分だけ、笑みを浮かべた時に目尻に這入る皺は綺麗に見>>続きを読む
youtubeでのみ聴ける(はずの)、curve death match が作曲されるまでのムービー
正直、冗長に感じてしまうシーンは多かったけれど、実際に曲作りしてる友人達もきっとこんなふうに造っ>>続きを読む
シネマが亡くなるのって、映画館を中心に廻ってる街そのものが撲滅することに等しいんだよな
去年の9月末にテアトル梅田がなくなって、
7月には地元愛知のシネマテークが、そして8月にはみなみ会館が閉じる。>>続きを読む
前作の方が好きではあったが偶に観るエンタメ映画としては満足。
facetimeって海外では一般的なのかな、日本で使ってる人聞かないけど
アネットで失望したカラックスでしたが、彼の映画からドニ・ラヴァンの存在が剥落していてはいけないのだなと改めて思いました
ヒロインの麗姿に目を奪われるのも解ります、モノクロだったのであれですが朱唇が美>>続きを読む
すこし冗長に感じるシーンもあったが、アメリカ紀行文に合う音楽が良かった
自身の道程と家族の仕合わせの整合性ってとれたもんじゃないよなぁ、と
9割型おじさんだった松竹を見渡して思った
サイレントだとは知らず、普通に寝た。
アテネフランセはフランス語学校なので明らかに生徒で友達どうしっぽい人が多かったけど、字幕英語だしすぐ消えるしで、勉強するために見に来ていたんだとしたら期待外れな>>続きを読む
何でこんなおもろいんや
ユーモアとアイロニーの延長線が重なる点がドンピシャすぎた、最高だ
東西問わずjapanのvintage服を扱うお店は、それらの売り方がその辺にある今時の服屋のそれとは違う。今手に取れる襤褸は幾度もリペアされた跡があるモノが多いが、それを「昔の服好きな人が愛着湧いて大>>続きを読む
水に流すのではなく水に流れていく、とち狂った浮浪者の人生。自然発生的なユーモアではなく、あたかも凡ゆる仕来りをわかった上で全部外してきているような身軽さにツボる。ずっと気になっていた早稲田松竹も素敵な>>続きを読む
ずっっと行きたかった鳥取はjig theaterにて。大阪を離れたら四国中国は殆ど来なくなるだろうなと思っていたので、3月末に弾丸で。2〜3年前に訪れた砂丘ぶりの鳥取。
勿論汽水空港も行きたかったの>>続きを読む
レビューは鑑賞直後につける癖をつけるべきだなと反省。あんまり内容覚えてない^_^
けど、映る街並みが茫乎として美しかったことや、ラストシーンで変わらない風景を10分以上流していたことは、覚えてる。