へむへむさんの映画レビュー・感想・評価

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アリックスの写真(1980年製作の映画)

4.2

この映画を見て、写真への触れ方が少しだけ実直になった気がする

ナンバー・ゼロ(1971年製作の映画)

4.0

祖母が夏に亡くなった時、丁寧に化粧を施されて少しだけ口角も上がり安寧しているかのように棺で眠る彼女を観て、普段どんな表情をしていたのかよくわからなくなった。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.2

追い求めたものほど手許に残った時、ただの幻影だった、みたいなこと感じながら観た

ぼくの小さな恋人たち 4Kデジタルリマスター版(1974年製作の映画)

4.5

生々しい性欲が飄々と映し出されるのに、なぜこんなに綺麗なのか?好きすぎる

長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

4.0

写真を撮られる時はジャジャンクーが示したように顔半分に掌を充てがうようにしてる

ママと娼婦(1973年製作の映画)

4.1

喋るかセックスするかの日々
気づいた時には均衡が崩れる
謀殺が図られていたかのようなストーリー

パプリカ(2006年製作の映画)

4.1

松竹の入り口に青い折り紙で作られた蝶がポスターの周りを彩ってた
この映画館ほんと好き

恋の秋(1998年製作の映画)

4.5

人生のどこかで引いた線は
大きな湖に向かって落ちることもあれば
枝分かれして支川が累々と続くこともある
出逢い方は差異あれど
そのどれもが等しく麗しいと
思ってもいいんじゃないかな

冬物語(1992年製作の映画)

4.4

ストーリー構成に4〜5年を要する理由がわかる
現実の輪郭だけを模って、その中に綺麗に収める技術、天晴れです

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

武のいたいけな笑顔は、瞳孔の奥に深々と宿る気魄を感じさせる
オールタイムベスト、素晴らしい。

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.2

シネマテーク閉館前に。
身内の不幸で急遽愛知に帰ることになり、少し日程と気持ちに余裕があったので最期の映画だと思って観た。
苦悩を経験し乗り越えてきた分だけ、笑みを浮かべた時に目尻に這入る皺は綺麗に見
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THE COCKPIT(2014年製作の映画)

4.0

youtubeでのみ聴ける(はずの)、curve death match が作曲されるまでのムービー

正直、冗長に感じてしまうシーンは多かったけれど、実際に曲作りしてる友人達もきっとこんなふうに造っ
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.2

シネマが亡くなるのって、映画館を中心に廻ってる街そのものが撲滅することに等しいんだよな
去年の9月末にテアトル梅田がなくなって、
7月には地元愛知のシネマテークが、そして8月にはみなみ会館が閉じる。
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.9

前作の方が好きではあったが偶に観るエンタメ映画としては満足。
facetimeって海外では一般的なのかな、日本で使ってる人聞かないけど

少年、機関車に乗る(1991年製作の映画)

3.8

いつか土食っても許される日が来るといいね、でぶちん

ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

4.0

アネットで失望したカラックスでしたが、彼の映画からドニ・ラヴァンの存在が剥落していてはいけないのだなと改めて思いました

ヒロインの麗姿に目を奪われるのも解ります、モノクロだったのであれですが朱唇が美
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暁闇(2018年製作の映画)

3.8

low pop ltd.
大阪のことを全部思い返しそうでキツかった

ウディ・ガスリー/わが心のふるさと(1976年製作の映画)

3.8

すこし冗長に感じるシーンもあったが、アメリカ紀行文に合う音楽が良かった

自身の道程と家族の仕合わせの整合性ってとれたもんじゃないよなぁ、と
9割型おじさんだった松竹を見渡して思った

スージーの真心(1919年製作の映画)

3.9

サイレントだとは知らず、普通に寝た。

アテネフランセはフランス語学校なので明らかに生徒で友達どうしっぽい人が多かったけど、字幕英語だしすぐ消えるしで、勉強するために見に来ていたんだとしたら期待外れな
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戦争と母性(1933年製作の映画)

4.4

何でこんなおもろいんや
ユーモアとアイロニーの延長線が重なる点がドンピシャすぎた、最高だ

ゴダールのマリア(1984年製作の映画)

3.9

聖処女のハラワタを抉り出す

もっと背景勉強します。。

左利きの女(1977年製作の映画)

4.0

錆びついていく心の移ろい
ヴェンダース観たいなぁ

太陽の墓場(1960年製作の映画)

4.1

東西問わずjapanのvintage服を扱うお店は、それらの売り方がその辺にある今時の服屋のそれとは違う。今手に取れる襤褸は幾度もリペアされた跡があるモノが多いが、それを「昔の服好きな人が愛着湧いて大>>続きを読む

素晴らしき放浪者(1932年製作の映画)

4.3

水に流すのではなく水に流れていく、とち狂った浮浪者の人生。自然発生的なユーモアではなく、あたかも凡ゆる仕来りをわかった上で全部外してきているような身軽さにツボる。ずっと気になっていた早稲田松竹も素敵な>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

ずっっと行きたかった鳥取はjig theaterにて。大阪を離れたら四国中国は殆ど来なくなるだろうなと思っていたので、3月末に弾丸で。2〜3年前に訪れた砂丘ぶりの鳥取。

勿論汽水空港も行きたかったの
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故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)

3.9

レビューは鑑賞直後につける癖をつけるべきだなと反省。あんまり内容覚えてない^_^
けど、映る街並みが茫乎として美しかったことや、ラストシーンで変わらない風景を10分以上流していたことは、覚えてる。