ごんチキン

海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版のごんチキンのレビュー・感想・評価

5.0
溜まったレビュー、3つ連投しました!
ごんチキンで埋め尽くしてごめんなさい💦笑

【感想】
『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督のもう一つの大名作!✨
昨年度の"午前10時の映画祭"にて初鑑賞しました。その結果、めちゃくちゃ泣きました…🥲🥲

"とある誰かの一生"を描くのがとにかく巧みすぎるトルナトーレに大拍手👏
コンビと言ってもいいくらい相性バツグンなモリコーネの音楽も最高によかった。
『ニュー・シネマ・パラダイス』同様、サントラがほしくなります…笑

「若き頃のティム・ロス、ライアン・ゴズリングに似てる」 そう思ったのは自分だけでしょうか?🤔
タランティーノ好きの僕にとっては"ティム・ロス=小悪党"のイメージだったけど、こんなにも繊細な演技ができるとは…。
侮ってました。やっぱり現役で芝居をしてるベテランはすごい👏

主人公 1900が船を降りようとするシーン、涙がこぼれてしまいました。
都会を眺めながら階段をゆっくり降りては止まる1900。彼はなにを想っていたんだろう?
「船上で生まれ、船上で死ぬ運命。だけど外の世界へ行ってみたい」
とても勇気がいるし怖かったはず。そんな気持ちにすごく共感しました。

どんなに小さなことでも"何かを成し遂げた人"と"成し遂げられなかった人"がいるけど、"成し遂げた人"がすごいわけではない。
"夢を持つ"、"憧れを抱く"、"迷いながら挑戦する"…。それだけで充分すばらしい👏

「〇〇を成し遂げられなかった。達成できなかった」と思うすべての人にこの映画を捧げたいです。
ごんチキン

ごんチキン