JO

トゥモロー・ウォーのJOのネタバレレビュー・内容・結末

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
「めっちゃ面白かった」と言えるぐらい面白かったかもしれん。
前半はとにかくまじでおもろかった。
正直、氷山でホワイトスネイクとの戦闘始まるところは「もうええて」ってちょっと思ったし、ぐだってるとゆーか、そんなだらだらせんでいいなーって思った。けど、家族を捨てた父親との再生とも言える関係修復が成されるというこの映画の1番と言ってもいい見せ場があるから、仕方ない。最後に生き残ったメスとの戦いの時とかふつーにのめり込んでたしな笑笑

"父"として、(現代と未来の)娘とかかわり、"息子"として、父との再生を成す。
未来の娘と現代の娘がくれた"やり直し"に、「父」として挑む主人公。その時初めて、「息子」として許せなかった自身の「父」を理解し、許したいと思えたんじゃないかな。

序盤に「火山好き」として登場した黒人の生徒が、終盤で繋がってきたけど、正直別にそれは「上手い!」とも思わんし、興奮とかもなかったかな笑
だって、ただの設定紹介しかしてなかったもん。
そもそもこの映画創った人はもちろんオチまで全てを把握してて、その上で終盤に火山好きキャラを登場させるために、もしくはその登場で観客のテンションを上げるために序盤に「火山好き」キャラを出したわけやろうけど、その登場の仕方が「こいつはいつも火山の話しかしやんから」的な紹介のみ。これじゃ「うわっっ!!ここでこれとこれが繋がんのか!!えぐい!!」とはならん。「あ、そのためのあれなんや」ってだけ。寧ろ「雑」って思うくらい。笑

ホワイトスネイクのビジュ良い

主人公が未来行ってるとき、娘に「いよいよ明日は帰る日ね」的なこと言われてなかなか衝撃やった笑
そんなに時間経過(6日)してたん?って思った。笑
あと、娘が死に際ホワイトスネイクと一緒に海に落ちていったけど、あのとき主人公が転送前に「20秒前」ってカウントされてから、転送されるまでが20秒も絶対になかったように感じる。
細かいことやねんけど、未来行ってる時の食事シーンとか睡眠シーンとか一切なかったような気するし(もしかしたらおれが忘れてるだけかもやけど)、作品中の時間経過とかがちょっと雑いなって感じたのはおれだけかな。

あと、3回も未来の戦争に参加してる黒人の強いやつが主人公に対して「絶対に守られへん。いつかわかる」的なこと何回か言ってたけど、そこも特にキーになってなかったというか、あんまそれ以降触れられてなかった気する。

SF戦争を用いて家族愛、親子の絆を描いた映画ですな
最後の主人公の「俺の!欲しかった未来はいつもここにあったんだ」みたいな締めくくりのセリフ最高。

やっぱ最後は武器持って戦うよりも、毒ばら撒くような戦い方の方が簡単やし確実やな。
これからの戦争はウイルスとか細菌攻撃なるんやろうな。ほんまに恐ろしい。

やっぱ共通の敵おったら一丸となるんやな。
JO

JO