人間の心の奥底に眠るマグマを見るような、形容しがたい感情のうごめきを感じる。
インディーズ作品で、脚本に粗さが残るものの、極力セリフを排した長回しによって、観客に脳内で補完する時間を十二分に与えたか…
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えーーー…そんな終わり方なの??!
彼に何があったのか全く語らない、教えてくれないのに、彼の生き方がそれを物語るってワザ。
髪を切るシーンには何故か泣けてしまったし。
そしてあの不倫男の嫉妬心や…
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・片山亨とは何者か
・ラストについて
・片山亨とは何者か。安楽涼と片山亮。
観たのは結構前です。2月27日シネマロサにて。ラストシーンに考えさせられるところがあって長らく書けなかった。
観た…
片山監督の映画には、解り易い登場人物は出てこない。誰もが色々な感情と考えと倫理感に従って揺れながら動く。複雑だ。だから腑に落ちない事が多い。しかし実際世の中、そうやって人は生きている。だから理解出来…
>>続きを読む画ヂカラがすごい。ずっと緊張感があった。
主役の方が劇中はクドカン似だと思ったけど上映後の舞台挨拶ではハジョンウ似のイケメンで俳優ってすごいと思った。ご本人にそのことを伝えるとクドカンさんはめっちゃ…
監督の意向であえて大音量で上映。
予告で日本の闇を描いた社会派ドラマだと思いきや全然違ってた。
主演2人の存在感がとにかく際立っていて、あえて台詞をいれず役者の表情だけで物語る作風は監督自身俳優だ…
安楽涼さんの関わる作品が気になる理由がきょう分かった気がする。それは、舞台挨拶でおっしゃっていた「ウソがない」というところなんだと気がついた。
「1人のダンス」を観て、この監督はぜったいまた関西に…
安楽氏が演じる、兄の殺人がきっかけで社会とのつながりを一切絶たれた男と、片山氏が演じる暴力しか社会とのつながりを持たない男のふたりが主人公の映画。後者の男は監督みずからが演じており、いろんな人間を…
>>続きを読む閉塞的な地方都市にてやり切れない人々がどうしようもなく、描かれていた。
これが地域映画として成立できたところが凄いと思うところで、ただのPRではやってはいけないことをやっているところが良いところ。
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