宇羅丸さんの映画レビュー・感想・評価

宇羅丸

宇羅丸

ユニコーン・ウォーズ(2022年製作の映画)

4.0

観るドラッグ(やったことないけど)。ドラッギーなビジュアル、色彩感覚に超展開のストーリー。後々、カルトアニメとして評価されるかも?「マロナの幻想的な物語り」とか好きな人はハマると思う。監督、「もののけ>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

子役時代、けっこう長い!まず朝ドラ的な感想を持ってしまった。アニャそっくりの子役で吃驚。CGやAIでなんか寄せてるのかと思ってしまった。
ディメンタス、脳筋キャラでマントつけてるしほぼソーだった。闇に
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バティモン5 望まれざる者(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

フランスの市長ってこんな権力あるの?めちゃ一方的で横暴なんだけど。それとも移民相手だからこんな無茶できるんだろうか。相手の立場に立って考える、想像するという基本的なことが大事なんだと自戒を込めて思う。

蛇の道(1998年製作の映画)

3.9

YouTubeで期間限定無料公開だったので鑑賞。
香川さんが若い!でもこの頃はまだ哀川翔さんのほうが存在感ある。
高橋洋脚本らしく、ホラー映画じゃないのにホラー映画のような味わい。

ソイレント・グリーン デジタル・リマスター版(1973年製作の映画)

4.0

藤子・F・不二雄SF短編ぽい。っていうか、F先生たぶんこの映画観てますよね?
ディストピアな近未来でハードボイルドな主人公が謎を追って走り回る姿は「ブレードランナー」にも影響与えてそう。
面白かった。

正義の行方(2024年製作の映画)

4.1

立場や年齢が違えばそれぞれの正義がある。久間氏を警察の人たちは呼び捨てにして弁護側の人たちはさん付けで呼んでるのが興味深い。もう死刑執行された人でも冤罪の再審請求をできることを初めて知った。それぞれの>>続きを読む

人間の境界(2023年製作の映画)

4.1

ベラルーシ経由の難民は断固拒否してたのにロシア侵攻によるウクライナ難民は受け入れるのが怖かった。結局、国の国際社会での立場、方針次第ということか。国ってなんなんだろうと思ったりする。
でも日本は世界で
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前日譚をやるのはもう無理があるんじゃないかな。
プロキシマスが出てくるのが遅すぎる。彼のカリスマ性を感じられなかった。
お猿さんたちの演技は素晴らしかったです。

ミッシング(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

地獄のような世界にわずかに射す光。
ここで終わりかなと思ったらさらに踏み込む吉田脚本。粘る力、体力が半端ない。ボクシングジム通いの賜物?
石原さとみさん、熱演。彼女のいつものオーバーリアクション的な演
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

胸糞悪すぎる!

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.8

山で生活する主人公は東出くんがモデルなんだろうか。彼が山に入るきっかけの一端を作ったのは濱口監督ともいえるし。

役者陣の中にLDHのヒロさんとマツさんに似た人がそれぞれいてなんか面白かった。

東京
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フジヤマコットントン(2023年製作の映画)

3.8

「仕事ってなあに?」と尋ねる障害者の方が自ら語る仕事観が結局、この映画の全てを表してる気がする。大森くんのはにかんだ笑顔がなんか好き。

辰巳(2023年製作の映画)

4.0

「ケンとカズ」の衝撃以来、次作を楽しみにしてたら8年ぶりにようやく!
遠藤雄弥が遠藤雄弥史上、1番カッコいい。観た後、モノマネしたくなる。
ブレイキングバッド生まれ、レオン育ちの作品らしいが今作も思う
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

監督が「クローズZERO」のファンなだけあってほぼヤンキーもののノリ。
敵の学校に1人乗り込んでタイマン張るコング番長、敵側の下っ端だったけどコング番長の漢気に惚れて仲間になる舎弟猿、どうしても勝てな
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異人たち(2023年製作の映画)

3.7

日本版は中高生ぐらいの時にTVで見て面白かったのと鶴ちゃんが良かった記憶。でもそれ以来見てないので内容はほとんど覚えてない。
今作は同じ山田太一原作ではあるけど主人公がゲイの設定になっていて日本版とは
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.9

日本からは絶対出てこないタイプのアニメ。過剰な色彩感覚に過激なストーリー展開。
ストライキで店が閉まりまくっててデモ行進が街の通行を妨げてる風景が新鮮。さすが自由と平等の国フランス。お上には逆らわない
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

呪いとは結局、父親の圧力、家父長制度そのものということだったのか。ただ映画秘宝の解説を読むと精神安定剤や鎮痛剤の過剰摂取も自殺の原因ではあったよう。まあそれらの薬を使うようになった原因も父親にあったと>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

映画秘宝で予習してたので話の半分くらいはついていけたかな。予習してなかったら10分くらいで心折れて今年のワーストだったかも笑
映像と音楽と編集とキャスティング、圧巻。さすがアカデミー作品賞受賞作。

毒娘(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ちーちゃん役の伊礼姫奈さんはかっての蒼井優を彷彿させるイノセントな目力。
自分もこのモラハラ夫のような言動は取らないように気をつけようと思った。
ちーちゃんの行動原理が最後までよくわからなかった。もっ
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.8

エッラちゃんの可愛さ、憎らしさをひたすら愛でる映画。
始まって10分ぐらいしたとき、前方から「スマホ見てんじゃねーよ!殺すぞ、ボケ!」って男性の怒声が聞こえた。もちろんスマホ見てるやつが悪いんだけどこ
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.7

作品に出てくる韓国の芸能人たちの名前や起こした事件がいまいちわからないのであまり没入できなかった。ただ日本ではジャニー喜多川による性加害を告発した被害者がジャニオタの誹謗中傷で自殺したことを考えると韓>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

キモカワ系バリー・コーガンだからこそできる役。
屋敷持ちの大金持ちでも家族で見るのはスーパーバッドにリングなんだ。ていうか、TV小さくない?
オチが某映画とかぶってて吃驚。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

前作がつまらなかったので不安だったけど今回はアクション多めで楽しめた。ただ映像と音に圧倒されたけど話はところどころよくわからなかった。原作未読だけどやっぱり読んどいたほうがよかったかな。

悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

4.0

ギャギャギャッ‼︎
スプラッター映画は音楽が大事。
時間が短いのもいい。短くたって面白いものは作れる。スコセッシも見習ってほしい。

猫とピットブル/キットブル(2019年製作の映画)

4.0

猫のデザインがあまり可愛くないのに
動きも仕草もめっちゃ猫で萌える。
石田ゆり子さんにぜひオススメしたい作品。

1999年の夏休み(1988年製作の映画)

3.8

尾形大作カットの深津絵里、可愛すぎる。この時はまだ水原里絵名義。
花火のシーンに金子監督最新作の「ゴールド・ボーイ」にもあった少年少女たちのきらめき、はかなさを感じる。三つ子の魂百まで。

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.1

「フェイブルマンズ」+「ニュー・シネマ・パラダイス」。そんなの、面白いに決まってる。
不適切にも程がありすぎる若松監督。時代もドラマ「不適切にも程がある」と同じ80年代。今より人の関わりがずっと濃かっ
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

男性優位社会の問題を描くなら女性刑事が男にはわからない女性ならではの視点で事件を解決する展開を観たかった

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

主役の少年少女がとてもいい。金子監督は相変わらず新人を抜擢するのがうまい。さすが満島ひかり、戸田恵梨香を見出した監督。羽村仁成くん、今後要チェック!
舞台が沖縄というのもいい。街を歩く米兵らしき人たち
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

アリ・アスター版「君たちはどう生きるか」。母は強し!
映画秘宝の監督インタビュー(by町山智浩)で少しは理解できた…かな?

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.9

ハーヴェイ・カイテルの演技、すごすぎる。どんな準備をしてこの役に臨んだのか。台本通りの演技なのか、それともアドリブ全開なのか。
キリスト教をもっと理解してるとより映画のメッセージがわかったのかなとは思
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

昔のフランス映画「ミナ」をちょっと思い出す。主演の2人がとてもいい。キム・ダミさんは「The Witch/魔女」でも主演やってた人ですね。表情豊かで魅力的。チョン・ソニさんは戸田恵梨香的なキリッとした>>続きを読む

漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ドルフィンソングの時系列がバラバラで混乱した。髭が生えた、ドレッドが坊主頭になったと思ったら次のシーンではまた髭なし、ドレッドのコンビに。ちょっと雑な編集笑。それともボケだったんだろうか。
あの幻の師
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スウィートホーム(1989年製作の映画)

3.8

オープニングよすぎる。Jホラー以前の国産ホラー。外国のホラー映画の影響大という感じ。サム・ライミっぽい感じもあり。なぜかジブリっぽい雰囲気もある。演技をしてる古舘伊知郎が新鮮。
VFXスタッフに山崎貴
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