このレビューはネタバレを含みます
やっと観ました。
あの評判良い映画、という印象で観たので、
観終わって辛口レビューが結構あり安心した。
個人的に、マイノリティは不幸みたいな、
そういうイメージで作られてませんか?と、
そう思ってしまいました。
当事者はこれを観て何を思うのか。
私って可哀想。
そう思うと救われるの?
辛くても小さな幸せを見つけて生きたほうが幸せでしょうと思うは私だけかな。私がそれほど辛いことを経験していないからこう書いてしまうだけかな。それとも一果の存在が幸せということ?
一果は素晴らしかったし、なぎさ役の演技も
とても素敵だったけれど、わざわざそんなショックを
観客に受けさせなくても良いのでは。。。
と思う場面が多くて。
海へ行く場面は『リリーの全て』を彷彿とさせた。
影響されてるのかな?とさえ思いました。
あと何よりもりんちゃん、あんな結果にはしないでほしかった。。
どんなに親が最悪でも。
ハッピーエンドである必要はないけれど、
このお話には一果以外のバッドエンドが多すぎるように感じて、
こういうひとは可哀想、不幸、みたいな潜在意識を
結局乗り越えられていないところが引っかかった。
それが今の日本社会ということなのかなあ。
母親というキーワードにはグッと来たし、泣いたけど。
なんだか気持ちが置いてけぼりな気がするんだよな。。。