銀幕短評(番外)
さて残念映画を6本サクッといきます。
残念映画については、すべて番外(とおし連番をつけない)にしています。その映画の鑑賞とそれなりの長さの感想文のひとそろいをもって、わたしのレビューのセット完成形と考えており、500本にしろ1,000本にせよ、そのかたちで多少を数えたいという つまらないこだわりをもっています。もちろんあとで感想文を検索できないのが不便なところではありますが。ああ、あと途中でギブアップした映画ももちろん残念映画となります。
では、
「招かれざる客」
1967年、アメリカ。
だいたい65点。
(人種)差別をあつかう映画ですね。黒人の医師と白人の若い娘が旅先で恋に落ちて、両親に結婚の許諾を求める。かれらはちょっと性急ですね。まあ恋愛のいきおいとはそんなものかもしれませんが。黒人の両親、白人の両親、かれらは往時の差別の色メガネとどう向き合うのか。よくできたドラマです。
「サイダーのように言葉が湧き上がる」
2020年、日本。
だいたい60点。
俳句を題材にした青春アニメ。出てくる俳句がどれもイマイチなので、ちょっと入り込めませんでした。わたしも春の俳句を5首くらい、どこかの回に載せたのですが、どれかわからなくなりましたよ。
「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」
2018年、日本。
だいたい65点。
松重豊さん、北川景子さんの夫婦がうまいですね。かれらは養子縁組までは なかなか考えない。実子に固執したので、その選択肢はなかった。「朝が来る」92点 に軍配を上げましょう。
「おばあちゃんの家」
2002年、韓国。
採点不能。
途中で止しにしました。こどものわんぱくシーンで、あまりに度が過ぎると思いましたから。
「ホリミヤ」
2021年、日本。
採点不能。
冒頭、ふたりが出会うところで 切り上げました。かれらに魅力を感じなかったな。
「わたしの叔父さん」
2019年、デンマーク。
だいたい70点。
父母の年かさのきょうだいを伯父、伯母(おじ、おば)と表記し、年少のきょうだいを叔父、叔母と書く。この一風変わった日本語の表記ルールが 現代でどこまで守られているのか、わたしは知りません。わたしなら、おじ、おばと書きますね、読みやすいから。ああなれば 人生に音楽は鳴り響き、ああなれば 人生は無音になりますね。カメラがとてもいいと思います。