ひろゆき

劇場のひろゆきのレビュー・感想・評価

劇場(2020年製作の映画)
2.8
銀幕短評(番外)

残念映画(感想文がうまく書けない映画)を8本ならべます。

「最期の祈り」
2016年、アメリカ。24分。
総合評価 60点(ちょっと短くてもの足りなかったから)。

安楽死を考える映画。病院で入院している患者が安楽死を選ぶことができるとは知らなかったな。毎日いのちと向き合う医療従事者のストレス耐性に おどろきますよ。

「痛くない死に方」日本 66点、でこう考えました。

もし病気や高齢で もうこれ以上生きなくてもいいや と生に見切りをつけたとき、たとえば心不全で無性に苦しくて ああ自分はこれでやっと絶命するのかと地に倒れた場合、救急車を呼んでは ぜったいにいけない。
もしそうすれば、かけつけた救命隊員はあなたを確実に医療機関(つまり病院)に搬送し、そこにいる医療従事者は、あなたの生命を救うためにあらゆる手をつくす、総力を挙げて救命処置をほどこす。なぜなら いったん受け入れた患者を何とか延命させることが彼らの使命であるから。本人は ほんとうは簡単に死にたかったのに、軽はずみに医療機関にすがったために、敷居を不用意にまたいだために、不本意な生(当の本人が望まない、いつ終わるかわからない余命の延長)を負わされてしまう。

このはなしは「ミリオンダラー・ベイビー」で書いた 尊厳死につながりますよ。とてもたいせつなはなしです。



「キッド」
1921年、アメリカ。52分。
総合評価 60点。

チャップリンもの。落としどころは はじめから分かっているので、いかにすじ回しできるかが腕の見せどころ。終盤ちょっと雑になりましたね。

この映画はちょうど100年前に制作された名作ですが、わたしには芸術分野で「クラシック(古典)vsコンテンポラリ(現代)」理論というのがあって、その結節点が100年だと考えているのですよ。くわしくは、「ダンサーイン Paris」86点 をご覧ください。



「Parking Area」
2022年、日本。9分。
総合評価 70点。

透明感のあるオリジナリティあるれる すてきなアニメーションです。いつまでもみていたいなあ、と感じますが、ずっと一本調子なので9分でちょうどです。



「肉にまつわる日常の話」
2023年、日本。4分。
総合評価 55点。

だれでもすききらいがありますね。わたしはミョウガが ニガテです。



「下鴨ボーイズ・ドント・クライ」
2018年、日本。30分。
総合評価 ?点

観始めたのはおぼえているのですが、観終わったのかどうかが不明瞭です。



「ドーナツもり」
2022年、日本。44分。
総合評価 ?点
とちゅうで観るのを止めたことを 明確に覚えています。


「Flip-Up Tonic」
2023年、日本。26分。
総合評価 65点。

この映画はなかなか実験的で斬新ですね。「奇をてらう」とはこういうことですね。さてどっちがどっちだろうか?



「劇場」
2020年、日本。2時間16分。
総合評価 55点。

煮え切らないですね、幼児ですね、ごくつぶしだなあ。
狭量かつ小心なおとこと、それに対して寛容すぎるおんなと。まあ本人同士がなっとくするのであれば、世の中 何でもありですね。見とがめる必要はない。狭量ものだから 寛容なひとに甘える。寛容すぎて 狭量を見捨てられない。ここにも相互依存の図式が見られますね。下北沢には一度だけ行きましたが、こんなにつまらん劇ばかり、たくさんある小屋でかけているのかなあ。でも、いいバーは一軒見つけましたよ、どこかに書いたけど。


しごとがいそがしいとね、短編映画に走りがちですよ。中にはおもしろい映画もあるから、あちこちほじくる価値はある。いままででいちばん級におもしろい短編映画はね、「Destiny」日本 7分、80点 ですね。よろしければ ぜひどうぞ。
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