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劇場版 SHIROBAKOのcliviaのレビュー・感想・評価

劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)
4.5
お仕事ものです。
公開時はコロナ禍真っ只中で自粛自粛の嵐でした。
ご多分に漏れず劇場版SHIROBAKOも煽りを受けておりまして。
大好きな作品が社会情勢に翻弄されてしまうのは悔しいです。
タイミングさえ合えば興行収入だって絶対に変わっていました。
見る人だって増えていました。
全国で見れるよう、地方のイオンモールでも上映してたんです。
みんなに見てほしかったです。
そんなやり場の無い思いは未だ成仏しておらず、劇場版SHIROBAKOの亡霊がここにいるんです。
宮森あおいが掲げた創作の灯火は、私が鬼火として抱えています。
本作品がいうように、現実とは不条理なものです。
時勢からヒシヒシと感じております。
でも視聴後は少しだけ頭が柔らかくなっていて、なにかに没頭できる余熱も残っていて、暖かな自分を思い出させてくれます。
各地に現れた幽谷の上映館、劇場版SHIROBAKOの感動は火傷の跡はまだ消えていないのです。
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