Toineの感想文

ドール・メーカーのToineの感想文のレビュー・感想・評価

ドール・メーカー(2017年製作の映画)
3.3
【キャラの癖が強くて楽しいサイコサスペンス】
「チャイルド・プレイ(1988)」のトム・ホランド監督作品。
お人形とシリアルキラーが大好きなので爆速で鑑賞いたしました。
ホランド監督作品は安定にストーリーが分かりやすいところと血糊の量が少なすぎず多すぎず、リアリティーのあるちょうど良い分量なのが好きです。
全体評価は低いですが個人的にはそんなに悪くないと思いました。

カナダ人イケメン俳優ルーク・マクファーレンさん演じるドールメーカー(シリアルキラーの愛称)の病み方が好みでした。
メンヘラ加減が相当だった。好き。
ドールメーカーさんが闇堕ちしちゃった理由もちゃんと説明されているのがまた良かった。
しかもかなりの胸クソでした。
本当にイカレているのは彼をダークサイドに引きずり下ろした"あの人物"だと思いました。

んで、冒頭で数秒間だけ完成品を見せてくれたっきりいつまで経っても本題のお人形を制作しないので焦れったかったです。
はよ作らんかい。

グロについては前半の頸動脈ざっくりと目玉くり抜きはとても良かったです。
そこからはずっとグロゴア無しでした。
絶望しかけた。
後半にやっと小規模なゴア劇場をくり広げてくださったので萎えた気持ちが少し盛り上がりました。
待ちくたびれたよ。

グロゴア無しの中盤はJKによる謎のパンチラとか意味の分かんない描写が散らついて笑った😂
パンチラ見て恋に落ちるドールメーカーにもわろたww
お隣に越して来た女性がご挨拶に持って来たカップケーキを食べながらニヤつく描写もきっしょきしょで良き。
無駄にピュアで非常にちょろいドールメーカー。
萌えキャラじゃん。

ドールメーカーさんの餌食の女性たちがピエロみたいなメイクを施されていたのもとてもお気に入りです。
白塗り可愛い。
ラスト15分位でプチどんでん返しもありましたし突っ込みどころがたくさんで笑えましたし絶望エンドでしたし楽しく鑑賞できました。
噂のエンドクレジット後の監督&キャスト陣によるダンス映像にほっこり癒やされたので星プラス0.3でございます。