劇場で観られず、ずっとチェックしたままだった作品がなんとアマプラに配信されているのを発見!とってもラッキーな気分だったので、即鑑賞。
東出昌大がいい味出していた。「福田村事件」「青春ジャック2」と最近の活躍は目を見張るものがある。今後も期待したい。
壇弁護士役の三浦貴大も良かった。彼はこういう正義感あふれる役が合う。壇弁護士自身も素晴らしい方なのでしょう。
Winny事件については、実はあまり詳しくなく本作で全容を知った次第。金子氏の7年という時間が、日本にとってどれほどの損失だったのかと思うと、門外漢ながら悔しさが込み上げてくる。取り締まる側も裁く側も、時代に則していなければならない。こんなところにも日本の斜陽ぶりが現れているようだ。
警察の裏金に関する告発も絡む本作。今まさに自民党の裏金問題が発覚したところ。巨大組織のこの手の話にはうんざりだが、悪しき慣習が通用しない時代になりつつあるのか、それともトカゲの尻尾切りで終わるのか。
金子氏が命をかけて守った権利を若い人たちに知ってもらい、科学技術への情熱を受け継いでほしいとしみじみ思う。
エンドロールでの映像は胸熱。