これが実話だと思うと、面白かったと言って良いのかと思うけど、面白かった。
最後はやりきれない思いになるけど。
見終わった後、気になって Winny関連の2ちゃんねるの過去ログをちらっと見てしまった。映画の最初に出てきたナイフの例えが20年前の2ちゃんねるにそのまま書いてあって、当時の雰囲気と懐かしの2ちゃんねるを感じた。
なぜ金子氏が無罪であるべきなのかをもう少し掘り下げて欲しかった。
愛媛県警の不正事件の方にもぐっときてしまったのだけど、最後 Winnyで証拠がリークされるところと金子さんの裁判とを絡めてもっとカタルシスがあれば良かったのにと思ったけど、ドキュメンタリータッチでやりたかったのかな。
これ監督がノーランだったら、時系列順にやらずに、裁判とWinny開発から拡散と愛媛県警の不正が同時進行でやったろうなと、オッペンハイマーを思い出して思ったり。
また、こちらも実際の事件で今裁判が進行中の大川原化工機冤罪事件のことを思わずにはいられなかった。（この事件は金子氏とは逆に、事実と違うことは絶対に認めず調書にもサインをしなかった為に勾留が長引き、釈放も認められず、癌の治療が遅れ無実の人が亡くなっている）
これも是非映画化して欲しい。
