六四二

レ・ミゼラブルの六四二のレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)
4.1
頭がカッと熱くなり、眠気が吹っ飛ぶ。もうすぐ見れるパチモン5がすごく楽しみになってきた。

映画の根となる移民問題がヨーロッパの人々の大きな関心事とわかる。それが主題の作品をいくつも見た。フランスは地理的な要因と他国を植民地としてきた歴史を背景としていろいろと問題が大きそう。
パリから30分ほどのモンフェルメイユがとにかく治安が悪くて汚い。映画で見ていると法律や規制ではどうにもならない感じがする。そのスラムの移民達とパトロールの衝突が阿鼻叫喚の見せ場だが、揉め事が大きくなればきっかけなど関係なくなってしまう。民族紛争、宗教紛争の発生現場を目の当たりにするようだ。

本作で政治が動いたという。映画のもつ力の大きさを示す話である。
六四二

六四二