佐藤哲雄

罪の声の佐藤哲雄のレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
4.5
罪の声

約6ヶ月半ぶりのレビュー投稿になる。

2024年4月15日に4輪自動車レースの国内A級ライセンスを取得することができ、これから年間10レースのペースで公式レースに出走するにあたり、かなり気合が入ってきたところで、何故か映画レビューを1本投稿しようという気持ちになった次第だ。

さて、本作は、小栗旬くんと星野源くん主演の実話をモチーフにした映画だ。

1984年から85年にかけて発生したグリコ森永事件において、犯人たちに利用されて、悲惨な人生を送った子ども1人と、家庭を持ち、子どもを授かり、幸せに暮らしていたところに、グリコ森永事件当時に犯人たちに利用された子どもの一人が自分であることを知った1人(源くん)と、そして、事件直後に亡くなっていた少女の苦悩に焦点を当てたストーリーになっていたよ。

あの事件は私もよく覚えているが、私よりも若い(幼い)子どもたちが、あのような悲惨な末路を辿っていたことなど、まったくもって思いもよらなかったよ。

小栗旬くんの演技は、良い意味でも悪い意味でも、いつもの旬くんだったので、私のほうからは割愛させていただく。

星野源くんの演技はなかなかのもので、まるで本当に当時の事件の子どもが大人になって星野源くんになったかのような印象を受ける、そのような立ち振る舞いだったことは感嘆したよ。

また、未解決事件のまま完全犯罪に至っているグリコ森永事件を、名を変えて犯人たちの苦悩も描くという斬新な手法で、物語を結実させている。

この映画を観るまでは、もうグリコ森永事件のことなど完全に忘却していた自分がいたことを、改めて情けなく思う。

また、本作の主題歌である『振り子』を歌っているUruというシンガーソングライターのこともネットで調べさせてもらったよ。

と言うのも、あまりにも心に響く歌詞と、そしてその歌声に、私は一気に魅了されたためだ。

彼女が主題歌を歌っている他の映画も観てみようと、次に『ファーストラヴ』をすでに見終えているが、また後日改めてレビュー投稿しようと思う。


半年間もの間、一切レビューを投稿せず、イイねもせずに放置していたにも関わらず、毎日のようにイイねをしてくださっていた方々、また、何も投稿していないのに新たにフォローしてくださった方々へ、末筆ながら、感謝の意を表したいと存じます。


あぁ、それにしても、レースは金がかかりすぎる……

ポルシェ911 GT3 RS を手配してもらっているが、車両本体だけでも恐ろしく高額だったよ……

レーシングタイヤは4本セットで40万円。
レースごとに新品タイヤに交換する必要があり、毎レース毎にピットクルーを最低数名は雇用せねばならず、レースのエントリー料もかかり、無論、月に何度かのサーキットでの練習走行にも費用がかかる。

年間コストで概ね5000〜7000万ほど要ると脅されているが、こんな費用を何年も払い続けていたら、国際レースに出走する頃には破産してしまいそな勢いだよ。

えらくオトナの道楽の世界に足を踏み入れてしまったような、そんな危うい気持ちだが、私にはもうレースドライバーをやっていられる残り時間が無いので、やれるところまでやり切っていこうと思う。

またレビューと関係ないことを駄弁ってしまったな。


以上、半年ぶりのレビュー投稿まで。
佐藤哲雄

佐藤哲雄