ノック 終末の訪問者
ロングツーリングからの帰還後、山積みの仕事を片付け、700枚以上撮影をした写真を整理し、久々に映画レビューを書く気力と時間にゆとりが持てたよ。
さて、ナイト・シャマラン監督のこの最新作だが、率直な感想を言うとすれば、「なんじゃこりゃ」であろうなぁ。
何らかの悪意ある存在が人類を滅ぼす過程で、交換条件のようなものを4人の人間に突きつけ、ゲームのコマとして更に3人の複数パパ家族がもてあそばれるという、実にくだらない内容の映画だったよ。
例えるならば、人生ゲームの全人類版のような内容だったよ。
それゆえ、思想や哲学らしきものも含まれておらず、全人類を人質にされながらの脱出ゲームだったため、何も伝わってはこなかったよ。
シャマラン監督。
これは酷いよ。
前作の『オールド』も同様だが、何も学びがなく、気づきもなく、感動も驚きもなく、淡々と1時間40分だけが過ぎ去っていったよ。
冒頭15分あたりで概ね結末も見えてきてしまうという雑な演出と展開だったことも、私の落胆速度に弾みをつけてしまっていたように感じるよ。
実に残念だよ。
まあ、駄作だな。
以上だ。