現在の説明過多映画に毒され
早送りで映画を観る様なバカには不向きな名作
演技から演出から全てが淡々としているからこそ響いて来るリアリティ
出会う人々の自然な優しさが良かった
バチッと終わるラストも…
喪失や傷を抱えた人たちの姿を眼差し、死と隣り合わせの生を彼女(や私たち)が何故生きていくのかという絶望と希望を誠実に描いている。
彼女がひとりで旅することの危うさ、逆に誰かと出会ったことで生まれる…
モトーラ世理奈の儚さ
同じ境遇の知り合いがいるからどうしてもその子を重ねてしまう
自分が失ったものとどう対話していくのか
人それぞれの失った物との向き合い方を辿る中で、自分が失ったものへの再認知を促…
このレビューはネタバレを含みます
西城「津波で亡くったのか?」「まだ見つかってないです」
西城の福島の家。テーブルの上に子供の落書きやピース、玄関に子供の靴。
ハルの家族の幻想。
「俺も福島に帰ろうかな?車で寝るのも飽きたし」「家も…
『ただいま』と『おかえり』、
様々な事情を抱える人達と出会い助けられながら被災した実家に帰る、
亡き人と繋がる、
といったプロットが最近観た『すずめの戸締まり』と重なる。
モトーラちゃん、初めて観た…
【心の要石が抜けた。私の痛みは北へと向かわせた。】
『すずめの戸締まり』が公開されると、『風の電話』ではないか?との指摘が散見された。諏訪敦彦監督作にもかかわらず、何故か公開当時、観逃してしまってい…
このレビューはネタバレを含みます
広島で叔母と暮らす女子高生・ハルが、様々な人の車に乗って故郷の東北へ向かう物語。
周囲が彼女にかける「どこから来たの?」の「どこ」はとても狭く、制服を着ている若者が彷徨うことができる範囲の限界を思…
100円だったので何の気なしに鑑賞した
この作品に出逢えてよかった
ありがとう
中盤まではたぶんすごい顔をして観ていただろうけれどそれを超えたあたりから惹き込まれた
逆ナイト・オン・ザ・プラネット…
© 2020 映画「風の電話」製作委員会