自信満々で傲慢、才能のある男が、
見た目のコンプレックスのため、恋にだけは臆病になる
才能ある主人公であり、草食系のビビリな道化
敵を小馬鹿にするシーンや、道化的な役回りなど、喜劇的な面もあるとは…
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大きな鼻を持つシラノ。コメディかと思いきや純粋なラブストーリー。詩や言葉遊びに夢中な美しい従兄弟を愛するが、自身のコンプレックスと彼女が愛する美しい青年への友情から思いを伝えなれない。最後の最後に思…
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名前は知っているが、見てなかった作品。
なかなか「倒錯」してる古典だ。
そもそもロクサーヌとは親戚関係という時点で「おいおい」と言いたくなるが、自分のコンプレックスゆえに、恋敵の援助をしてしまうと…
Cyrano de Bergerac(1619-55)
based on the play
《Cyrano de Bergerac》(p.1897)
by Edmond Rostand(1868-1…
クリスチャン、シラノの鼻をネタに煽るシーンは次々と言葉が出てくるのにロクサーヌに愛を伝えるシーンは笑っちゃうほど口下手。クリスチャンの影武者となってラブレターを送り続けるシラノ。ふたりとも人間らしく…
>>続きを読む1950年のモノクロ映画とは思えない名作ぶり
凄腕の剣豪でありながら詩人
騎士道精神も兼ね備えた多才な紳士
ただひとつ、自分の風貌にコンプレックスがあり、
それゆえに今まで実らなかった男の恋物語
…