そーほー

バスケットボール・ダイアリーズのそーほーのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

インスタとか、ティックトックでのワンシーンの切り抜きを見かけてからずっと気になってた。
思春期特有の脆くて仕方がない感情たちと
有り余ったエネルギーを少し間違った方向に使い続けていた彼らの物語
友人の死が描かれるシーンのあっけなさ
その後の楽しそうに雨に打たれながらじゃれあってる姿を見ると、そこから立ち直って行くように思えましたが、ジムの傷は心の奥底にあったようでそこからヘロインにのめり込んでいくことは容易いようでした。
唯一自分の詩をちゃかさず認めてくれていた友人を亡くして薬に溺れてく中、コーチに関係を求められ思わず殴る様子を見ると
まだジムが精神的に幼いことを痛感します。
学校をやめてから、レジーに拾われるまでの間の廃人のようなジムは少しグダりを感じました。ラスト辺りの母とジムのやり取りでの
母がお札を握りしめて泣いているシーンや、いい子になるからお金を渡して欲しいと苦しそうに喚くジムのシーンは泣けました
我が子が苦しそうに泣きながら中に入れてといい、頼むからお金をちょうだいと懇願してきたり、我が子に苦しんで欲しくないという思いでお金を渡すのではなく、通報をして、長い目で見た時に息子のためになる方を選べた母親の愛。
この作品が今どこにも配信されてなくて
dvdも廃盤になっているのは悔しいです
ショッキングな映像もしれないけれど
見て損はないなと思えました
お決まりの終わり方ではあると思いますが
そこはレオナルド・ディカプリオの演技が他の薬物依存症を扱っている作品と一線を画しているなと思います。

崖から着水するディカプリオは綺麗だった

なんだか月と太陽に背いての
ランボーと少し似てるなって
詩を書くし、同性からの受けがよかったりみたいな
そーほー

そーほー