めるしなさん

ミッドサマーのめるしなさんのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

みんなミッドサマー好きすぎない?なぜか映画そんなに見ない人の中でもかなり話題になって流行ってた記憶
北欧のカルト、きれいで静かな風景が閉じたコミュニティの異質さを際立ててていいなと思った
お花が動くのが、頭痛いときとか血管がどくどくいってるときの収縮感というか、そういう生きているかんじで気持ち悪かった
あとカット替わりで死体映すのはやめてほしい~~~死体不可避じゃん…
ビョルンアンドレセンだったことが最大の驚きだよ…でも言われると納得の美しさなんよね

この映画の救いはどう見ても彼ぴがクソ男だったってことくらいかなぁ。終始クズすぎてイライラを高めてくれたし、なんならちょっとスカッとJAPANくらいの納得感はあった。くまかわいそう

何かを信じることとか、中に取り込まれて一体となることで救われる気持ちになる人がいるのは実際の世界でも事実なんだろうとは思う
でも自ら望んで進んで迎え入れた死でも、痛みはやっぱり現実のものとして伴うんだなと、炎の中の最期の叫びは怖かった。。。

現実の世界でいえば、団体としてやってることが近代国家の価値観や法規の中では犯罪だったりする場合はそれを黙認するわけにはいかないんだけど、その壊し方というか、問題と思われる団体が見つかったとき、すでにそのコミュニティが強固に出来上がってしまっている中で、それをカルトだといって取り上げたら、信者たちの心のよりどころはどうなってしまうんだろう…
何も信じていない自分にはたぶんいつまでも理解できないし、想像するしかないんだけど、宗教についてはいつも考えるともやもやする
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