鬱映画だった…けど鬱だけで終わらない面白さがあったし衝撃的だった
ソルトバーンを見て完璧にバリーコーガンに持ってかれたので、こちらもぜひ見たいと思って鑑賞
表情がないわけではないんだけど、全体的に淡々としてて、表情が嘘に見えて何を考えてるのかわからないような不安感を掻き立てられる…ってすごいよね
奇しくも天使のような息子ちゃん、Mid90sのサニースリッチくん…あの映画で幸せそうに笑ってた君が恋しいよ…こんなダークでしんどい世界に連れてきたくなかった可愛さ
みんな死ぬと思ったらあの手この手でアピール始めるの滑稽だけど、あんな小さくていたいけな少年のいい子になるからっていう真っ直ぐなアピールには涙が出た
反対に娘ちゃんは早くも女であり、魔女のような狡猾さ、末恐ろしさを見た
頭が回って早熟な娘って何か不気味なものを感じてしまう
音楽もそうだし、エスカレーターで降っていく母子を真上から長回しで撮るカメラワークとか、やっぱり不安感を煽る演出がホラー感を高めてくれた
何も説明されない感じが不気味さを残してて、すっきりとしないのが映画にあっていてよかった
やっぱり一番怖いのは生きてる人間の心なんだよね
