ノッチ

ブロードウェイのゾンビのノッチのレビュー・感想・評価

ブロードウェイのゾンビ(1945年製作の映画)
3.0
NYのナイトクラブのオープンに間に合わせるために、本物のゾンビを捕まえにサン・セバスチャン島に向かったマイルズとストレーガー。

2人は唯一の手掛かりをもつルノー博士を探すが…。

お調子者コンビが、ナイトクラブの出し物用にゾンビを捕まえようとするホラーコメディ。

お馴染み、ベラ・ルゴシも出演しています。

『ゴースト・ブレーカーズ』よりもドタバタ度が高い。

とても可愛い映画ですね…観ていてとても楽しかったです。

そしてなんと、『私はゾンビと歩いた!』 の目玉ゾンビが再登場! (同じRKO映画)

ある意味では、この映画は「私はゾンビと歩いた!」のパロディとも言えるかもしれません。

また、敵に囲まれた主人公達+猿が、ゾンビの真似をしてやりすごす(ただし、その内の一人だけは本物)という描写があった。

厳密には違うが、どこか『ショーン・オブ・ザ・デッド』の元ネタ感があって面白かった。

ベタなギャグが多いが演出、編集のテンポがよく、ギャグのネタがのちのち伏線で効いてくるとか脚本もよくできている。

良く指摘されますが、初期のゾンビ(ブードゥー)は「便利な労働者」みたいな感じで、恐怖度は低いです。

どちらかというと、「自分も(意思を持たん)ゾンビにされちまうのが嫌だ」という嫌悪感の方が強いですね。

この映画は間抜けな楽しいタイプの映画なので、雨の午後に楽しむのもいいでしょう。
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