MK

HELLO WORLDのMKのレビュー・感想・評価

HELLO WORLD(2019年製作の映画)
4.0
wired JAPANにアフターコロナの近未来SFとして寄稿されていた物語の作者プロフィールで存在を知って鑑賞。原作未読だけど量子コンピュータによって完璧に記述されたデジタルツインな京都と現実世界を舞台にしたベッタベタなラブストーリー…萌えた。

1に一行さん、2に一行さん、3、4がなくて5に一行さん。

同じクラスにいたら間違いなく恋しちゃうタイプな一行さん。そんな彼女にほろ苦い過去を押しつけつつ、ウジウジと振り返りつつもヤキモキと観てしまった。

SFよりはラブストーリー色が一行さんのせいでメチャクチャ強かった(印象の問題?)。

けれど記憶の記述と実世界との関連性とか階層構造とかも面白かった。あとシステム側のエージェント的な存在をどう可視化するのかは毎度気になるところだけど、京都の風情もあってお見事な感じだった…一行さんのせいであんま覚えてないけど。

綺麗で知的で影まで兼ね備えちゃってる美少女な一行さんと彼女に恋する後の科学者、弱気な男子高校生との時空を超えた破茶滅茶なラブストーリーだけど、とっても楽しかった。
絵も綺麗…京都行きたい。

ただ誰も京都弁じゃないのがものすごく不思議だったけど。。

友だちにも知り合いにもいない苗字、一生分呼んだった。

ラーメンズのフランス語講座のノリでゲシュタルト崩壊したのちに心置きなく叫びたい。

イチギョウサーン!!
MK

MK