すず

ジョジョ・ラビットのすずのネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

子供が戦争を肌で感じた時

👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞
㊗アカデミー賞脚色賞受賞🏆

監督のセンスが感じられるカラー使い。シリアスな部分もあるけど軽快さで戦争の重さを緩和した「反戦映画~コメディ風味 青春添え~」といったところ🍴


【オープニングで鷲掴み】
ビートルズの楽曲に乗せて興奮する民衆の先にいるのは…あの人。
イカしてるぜ✨このオープニングだけでナチスの描き方がいつもの"悪いやつら"と違う。

【憧れ】
子供から見た戦争・ナチスは憧れと忠誠に満ちていた。ジョジョが妄想するヒトラーが陽気で見た目こそそれっぽい(笑)後で知ったけど、タイカ・ワイティティ監督が演じてた😲

【知っていること】
ユダヤ人を見たことないくせにあれやこれや聞いた話を信じているジョジョ。ユダヤ人と会った時も生意気な態度で威張って…でも話していくうちに芽生える感情。知ってることと体験することは全く違う。

【体験すること】
戦争より愛。相手を知りたい気持ち、優しくしたい気持ち。ジョジョの知っていることは正しいことなのか。ユダヤ人のこと。ナチスのこと。戦争のこと。さらっと答えを言ってのけたジョジョの友達。

【知ったこと】
ジョジョは知った。両親のことを。戦争の怖さを。恋という感情を。逃がしてくれる、生かしてくれる、大きな心を持つ存在を。サム・ロックウェルが良い役だったなー😢👏
ラストのジョジョはカッコ良く見えた。苦い思いをして少し大人になったのかな😊
できなかった靴紐結びも良くできました👞💮


【キャスト】
キャラがみんな良かった🙆
ジョジョの可愛らしさときたら❤怖がってる感じも、カッコつけてる感じも、手紙の内容も全部良いわー
ジョジョの友達がこれまた面白いキャラだった。ポッチャリ眼鏡のヨーキー。兵士として戦ってるんだけど、発言が子供らしくない。子供らしいのは見た目だけ。ロボットみたいな格好でハグしてるシーン微笑ましい。
サム・ロックウェルは上でも書いたけど、良いやつで泣かされた😢
ジョジョのお母さん・スカーレット・ヨハンソン。ファッションの色使いが好き💛鮮やかなコート欲しい✨
ゲシュタポのノッポさん笑った時の口角の上がり方が不気味😄

【総評】
反戦映画の中でも見やすい。
(絞首刑の見せ物がゾワッとしたけど)
キャラ、ストーリー、演出とイカした作品なのは認める。これは好みの問題なのだが、ちょっと退屈だったのでスコアはこれくらい😅
すず

すず