LEONkei

罠のLEONkeiのレビュー・感想・評価

(1939年製作の映画)
3.5
其々シーンは在り来りで中盤まで若干の緩さを感じてしまうが其れは終盤への布石、しっかりとした筋立てと主人公の印象が徐々に変わっていく様子が面白い。

若い女性ばかり狙われる連続失踪事件を追う。

出来ることならリアリズムやシリアス度を高めて欲しいと個人的には感じてしまう、色恋が絡むと本題がボケるが人間は色恋によって威厳は崩れ感情はブレる。

それまで隠していた真実の尻尾もチョロりと覗かせたりと、人間の弱さや脆さを色恋は浮かび上がらせることも。

描写は特段に目を見張るものはないが描き方によっては更に面白い作品になる予感がするが、ドイツの監督〝ダグラス・サーク〟が1947年に『誘拐魔』としてリメイクしたように同じことを考えたのかも知れない..★,
LEONkei

LEONkei