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キングスマン:ファースト・エージェントのドラのレビュー・感想・評価

4.0
007とは全く違った気品のあるイギリスのスパイ組織で、アクションも最高。2015年に公開された「キングスマン」、2年後にはシリーズ第2作『キングスマン:ゴールデン・サークル』で大ヒットを飛ばし、熱狂的なファンを作ってきたキングスマンの最新作!しかも“キングスマン誕生秘話”を描く注目作。

ただ、熱狂的なファンの人たちが懸念しているのが、前2作の登場人物が全く出てこないということ(らしい)。舞台は第一次世界大戦の頃、ときは1914年ですから、出てくるはずはない…。

1914年の話なので時代背景は今までで一番古いはずなのに、古さを感じさせないし、“なにかが生まれた時”ってドラマがあるし、魅力的。特にキングスマンは誰がいつ、何のためにはじめたのかって気になるはず。

品があって、美しい戦い方って見ていて気持ちよいのです。なんていうか、殺陣を見ている気分。しかもそれがクラシックの名曲に合わせて繰り広げられるところなんてため息ついちゃいますな。アクションシーンも前2作に劣らない見どころが満載なのでご安心ください。

更に今回は、主人公のオックスフォード公の親子愛がね・・・。正義感が強すぎて、若さゆえの無茶しちゃう息子もオックスフォード公と奥様の血筋なんだろうし、この正義感と信念がキングスマン誕生につながるんだなと思うと、見終えた後、本当に素晴らしい親子だと思えます。

前2作観てなくても楽しめると思いますが、観直して行くとより楽しめるかも。更に、今回の「キングスマン:ファースト・エージェント」を見終わった後に前2作観たくなるので、ループしちゃうかもしれません。
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