発電所はその機能を終え、地球の大気は様子を変える。やがて人間たちは眠ったまま死に絶えた者もいれば、血液が黒く変色し、死んだ者もいた。ある日すっかりディストピアになり果てた地球から100艇の船が宇宙に脱出を試みた。それは「エクソダス計画」と呼ばれた。地球は大気汚染の結果、全ての生物が生存不可能となり、人類の大半は木星の衛星イオ軌道上のコロニーに脱出する。そんな中で地球に残った者もいた。廃墟に染み出した水のイメージがタルコフスキーを想起させる中、ガスマスクをしたサム・ウォールデン（マーガレット・クアリー）は足元の水たまりに何かしらの生命反応を確認し、記録として残すのだ。科学者である父のヘンリー・ウォールデン博士（ダニー・ヒューストン）亡き後、娘のサムはたった1人研究所で孤独な生活を送りながら、父の研究を引き継いでいた。父の死で地球に残る人々が希望を失わぬよう、死の事実を伏せて父の言葉を無線で定期的に発信しながら、彼女はイオにいる恋人のイーロンと通信するのが唯一の楽しみだった。彼女は研究のため足を踏み入れた廃墟の奥で1枚のポスターを発見する。それはこの地にあった美術館のポスターだった。

　大気中の成分が変化した地球は人間を追い出して行く。だがサムは汚染された空気の中拡がる茫漠たる世界でたった1人でも生きていくことを決意する。恋人のイーロンは未だ地球から出る気配のない彼女を急かすが、彼女の決意がそれを拒むのだ。そんなある日、気球に乗ってこの地にやって来るたマイカ（アンソニー・マッキー）と名乗る男が、彼女の決心を鈍らせる。男との共同生活は孤独を愛したサムの心に変化を生じさせるものの、容易に地球を捨てるという決断は出来ない。「蜂が毒に対する耐性を持てば、植物が蘇り地球が復活する」という父親の仮説を説明する彼女の表情は真剣そのものだが、マイカの真意はそこにはない。彼女の暮らす施設の中にひっそりと佇む開かずの間の哀しみ。地球の再生を信じて止まなかった両親の旅立ちから、ミツバチを毒性のある空気に順応させようという壮大な試みも失敗に終わる。だが生まれたばかりの女王蜂は狭い世界に幽閉された後、混沌とした茫漠たる世界に放たれるのだ。退路を断って地球に残るサム、ここから脱出することを決断したマイカとの議論はどちらが優勢かを明らかにしないし、単純な答えなど出ない。ギリシャ神話の『レダと白鳥』を何度も繰り返し用いながら物語は永劫回帰する。

“IO”

2019-23

“映像クオリティと演技はなかなか良い！”

Netflixを久しぶりに観たら興味深い映画があったので早速鑑賞！！

地球が汚染されて人間が住めない世界になり、人々は地球から脱出し、宇宙へ行くが…。
サムは地球に残り地球再生という小さな希望を胸に研究を続けるが…というストーリー。
なかなか面白いが神話”名高い神話画ユピテルの愛の物語”などの話が途中から入るので難しい内容となっている。
自分的には好きな感じの映画です。
この映画、景色などはとっても綺麗で、霧に覆われた街を山の上から観る映像などは、めっちゃ綺麗です。
あと、現実的な部分とサムの心理描写が上手いです。
映画は淡々としてて、嫌いな人は嫌いだと思いますが、自分的にはオススメです！

不思議な世界観➕終末モノ映画で雰囲気が自分は好きです。

２回、３回と観れば謎が解明されるかも^ ^

低予算SF映画ですが、宗教的なテイストが混ざってるので好き嫌いが分かれる映画だとは思いますのでそこら辺はご注意を。


主演:
マーガレット・クアリー（Margaret Qualley）
アンソニー・マッキー（Anthony Mackie）

“ストーリー”

“地球が汚染され、多くの人は「イオ」に移住します。

サムの父親は「地球は再生可能である」と仮説を立て、家族と地球に残りますが、結局父は亡くなってしまい、サムが研究を引き継ぎます。

そこでマイカが登場し、一緒にイオへの脱出船に向かうことを決意します。”

『ユピテルとイオ？………利家とまつ的な？(全然違う)』






どーもどーも、先日近所にあったTSUTAYAが閉店していよいよ有料チャンネルに頼らざるを得なくなりましたラーチャえだまめでございます。そんな中我がネトフリからうーむ、、、、、えてゆーかネットでタイトル検索したらなんか変な絵画の画像出て来るんですけどぉーーーー！？【ユピテルとイオ 地球上最後の少女】！！！

“地球最後の”ハイ言っちゃいましたね！？ああ〜！！言っちゃったんだ！！！もう既にコレで「ディストピア系SF」が確定してしまいましたねぇー！！笑それもそのはず！？環境汚染により人類の住めなくなった文字通りの“デス・スター化”した地球。人類は新たな居住地として水金地火木土天冥…行き過ぎた木星の衛生「IO《イオ》」に移り住んでいた！？そんな中“たったひとり”死した惑星に残り研究を続ける科学少女がいた＿＿＿！？

OPから少女の「語り」が始まります。やっていることは基本的に火星に取り残されたマット・デイモンみたいですね。同じく科学者の父親もいたそうですが……日々の生活と言えば汚染された市街地での調査に家庭菜園にみつばちハッチの育成、たまに巨大な望遠鏡(コレってホンモノですか？)で木星を眺めたり「IO《イオ》」で暮らすボーイフレンドと「ネット」のやりとりするのが唯一の楽しみ……という乙女心も兼ね備えた少女を演じるのはマーガレット・クアリー……？この人どーっかで見たことあんな〜？……あわかった！！「アメリカン・デスノート」のミサミサ役の人ですね！！！

サノスの指パッチンで別世界に迷い込んでしまった我らがファルコ……アンソニー・マッキー！！！いや〜やっぱり今日も「空からご登場」なんですね笑しかし今回は翼の折れたエンジェル並に気球で少女の前に不時着！！どうやら彼は少女の父親に会いに来たというのだが……



アンソニー・マッキー？…なんか口ひげ生やしたら5秒に1回ウィル・スミスに見えるのだが



「ソラニン登場→やっぱ地球に住むの無理だわ→じゃ「IO《イオ》」行くべ」という、物語は本ッッッッッッッ当にコレ「だけ」。の内容をほぼ2人「だけ」で、ゆっくりゆっくりただただ静か−に見せる「だけ」ですので観ていて「ヒジョーにおネムー状態」を誘発する作り。派手な事も一切起こりません！！SFドラマの「ドラマ」部分がほぼ90％を占めております。故に「何かしらを期待」してはいけない映画、という訳ですね！


先程言ったタイトルにもなっている「ユピテルとイオ」……コレどうやらそっくりそのまま「神話」のようですね。劇中でも神話をなぞったセリフやワード絵画、そー言ったものがちょいちょい出て来てそっち系の知識がある方ならばより楽しめるかもしれません。ま知らなくても観てることには観れますが

ただ終始少女の行動が謎すぎて汚染された場所で手袋しないで素手で触ってたり天気の悪そうな日にわざわざ出かけていって(結果はご覧の通りｗ)ラストの行動も「何がしたいん炊飯ジャー？」静寂なSF世界よりもソッチのほうがずっと気になってしまって私は集中出来ませんでした……ｗ

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