YukiBan

ウエスト・サイド・ストーリーのYukiBanのレビュー・感想・評価

4.2
「銃は出てきたら発射されなければならない」ので人は死ぬのだが、あまりに無意味に、お粗末に死んでいく。民族のために、愛のために。

就活の時に嫌われる他責思考だが、世の中には好きでこの国に住んでいるわけじゃない人々、好きでこの仕事に就いているわけじゃない人々、etc…がたくさんいる。
自らの意志で自らの人生を規定し、その通りに生きていくことができる強者へのスピルバーグのアンチテーゼを感じた。

ストーリーの流れの中のミュージカルパートは位置付けとしての不自然さはあったが、独立してみるととても楽しい。
YukiBan

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