簡単に言うと、劇場で見ないと多分もったいない映画。
しかも、音響のイイ劇場で。
以下、若干のネタバレにもとれる内容があるので
心配な人は読まないでください。
また、好意的でない内容もあります。
そういうのに「キーッ」ってなっちゃう人もで避けてください。
以下、試写会で見た感想。
色んなところで言われていると思いますが
まず、映像が良い。
この人たちの作品独特の動きやカット割りは期待を裏切らないかっこよさ。
カメラもグルングルン回る。
なのに視点がぶれない。
どんなに激しいバトルシーンでも、誰が何やってるかちゃんとわかる。
ほんとありがてぇ。
日本の映画は実写アニメ問わず、この部分はすごく優秀だと思う。
海外のSF映画はメカのディテールにこだわる前に
ココにこだわって欲しいよ。見やすいって神よ？マジで。
それましたが。
今回はいつもの劇画っぽさとは逆に、
全体の色が軽くポップに、そして△、□の効果を多用してました。
いつものキラキラじゃないんだー、とちょっと残念。
ロボはいつもの3頭身だったけどね。
目が慣れるまではちょっと違和感あるし、
色の軽さのせいで、若干迫力に欠ける部分もあったけど
それもきっと何らかの仕掛けなんだろうな。
（色が軽すぎて境界線の判別がしづらくて、目が悪い人にはちょっとしんどいかもだが←自分）
音楽もなんかオサレな感じで、更にかっこよさの増す効果。
若かったらドはまりだと思う。
★以下、否定的な内容なので嫌な人はスルー
ただ感情移入して感極まるとか「○○カッコいー！惚れた！」みたいには
なりにくい作品だったな…自分はね。あくまでも個人の話ね。
恐らく話の進みが早すぎるのが原因。凄い早い。
おかげで心の描写が少ない。
なんでそこまで怒るのか、なんでそんなことを思い立ったのか、とかが
あまり説明されないで進むので、主人公や逆サイドのボスが
ただただ短絡的ヤバい頭の人に見える。
半年分のＴＶアニメの総集編という感想を見かけたが、その通りだった。
ＴＶアニメ時代から
ストーリーはもともとあまり好きなタイプではないので
そこに期待はしなかったが、今回も置いてけぼり感はすごかったな。
もう…概念……系の話になると、耳が拒否するもんな。
もっとテーマ絞っても良かったんじゃないかなー、とか。
世界とか地球とか宇宙が危機！じゃなくてプロメポリスの危機…とかさ
……あと、活舌が悪い。一部の俳優さんたちが（誰とは言わん）。
前半なんかほっとんど何言ってるかわからん…
まぁ内容にさほど関係なさそうなところだったから、良いんだけれども…。
いや、後半もあったけど。
キメのところとかで「え？？」ってなったりするともう…
ほんとガッカリする…。素直に声優使ってくれたらいいのに…
別に俳優が声優やるのに反対はないんだけど。
でも俳優が声優やるのに批判的な人が少なくないのは、
そう思わせる作品が実際あるからなんだと思うが…どう？
やる俳優全員が声優並みに上手ければ
誰も否定も批判もしないだろうよ…とかさ？
うーーん…
まぁ試写会場があまり音響良くないところだったってのも
原因の一つかもしれないが…
やはりこの映画は音が良いところで見るのをお勧めしたい。
ストーリーを理解する上でも！
あと、ストーリーには直接関係ないけど、
過剰とも思える一部の人へのサービスがちょっとなぁ…
夏には薄い本がいっぱい出るんだろうなぁ…
最近はわかりやすいのが受けるらしいからね…
でもなぁ…必要かな？コレ……
人気出したり、おなごにグッツ買わせたりするには…必要なのかな…？
以上はちょっと否定的な内容でした。
★以下、肯定的（？）な内容。
上で俳優・声優の話散々したけど、
堺雅人は是非、劇場で味わっていただきたい…!!!
凄いから！色んな意味で凄いから!!!
あと、某六つ子ブームの時に腐女子はキャラを記号として見ると
さんざん言われていたが、腐女子じゃなくてもその通りだよ。
というわけで記号でキャラを見る自分は
ゲーラとメイスがドストライクだよ!!!!
出番は少ないが是非二人の活躍も見てほしい！
安定の声優枠！
ついでにもう一個。全然関係ないけど、
竜になってぶっこんでいくところ。自分は某ハクよりも昔のディズニーの「眠り姫」のドラゴンを思い出したよ。全体の色味とかもあの頃のディズニーに近い気がした。
というわけで。冒頭にも書きましたが、たぶん
劇場で見ないともったいない類の映画。
ストーリーは普通（失礼）だから、家でDVDはお金がもったいない。
是非あのアクション、バトルと堺雅人の絶叫を劇場で堪能してほしいです。
