試写会で鑑賞。
ヤジッド・イシュムラエンさんの自叙伝ベースなため、そこまで大きな事件はないものの、心の動きや成長などがとてもリアル。
少年期の自作ケーキを見る目線などは、素敵な表現だなぁと感心しました。彼の母親の描写などは生々しく、相当な思い入れがあったんだろうなぁと推測。
ケーキや料理の描写はそこまで多くないので、そういうのを楽しみにしている人は物足りないかもしれませんが、一シェフのサクセスストーリーとしては楽しめる作品でした。
直接関係ないですが、後半に出てくる日本人シェフがなかなか面白いビジュアルで、まだフランスでは日本ってこういうイメージなのね…と苦笑いしてしまいました。お互い様なのでしょうけども。
それと、試写会にご本人の他、まさかの辻口博啓さんが登場してビックリ。お二人の境遇も似ているということで、幼い頃の思い出やパティシエになるきっかけなど、色々と語ってくださり、かなり豪華なイベントになりました。
