小川勝広

バルト・キングダムの小川勝広のレビュー・感想・評価

バルト・キングダム(2018年製作の映画)
3.6
13世紀の設定、
建前は布教、実情は征服、に屈しない民族が欧州にも存在した。

美術、衣装、当時あったであろう物と現代の物とのブレンドは素晴らしいです。

なに?この青春な感じは?というのもありつつ、
役者もキャラ設定の作り込みも、
見応えがあります。
が、
映画で一回で魅せるには、
キャラクターが少し多くて整理できないままに進むのがもったいないと感じてしまいますした。

教皇の息子側とそれぞれのポジションと
ナメイ側とそれぞれのポジション、
と脳内レビューしながら両側代表のみを観るのがいいか、
冒頭のような説明があと2回程入る方がいいか微妙。

もちろん説明なしで観れるに越したことはありませんが、、、。

上記を解消するには連続ドラマ化、シリーズ化がいい?
そう思うくらい、豊富な登場人物、世界観、撮影美術等かなりの手間暇がかかってること、
そして何より、
偶像である指輪の意味を廃棄する。

大作でした。