↓のレビューは、以前のアカウントにて鑑賞直後に投稿したレビューになります。
※ 最後に追記あり
☆☆☆★★
13は西洋社会にとって不吉な数字。
13を嫌ったマダムの思い付きから、マリアは14番目の招待客として扱われる。
ハーベイ・カイテルとトニ・コレットの夫婦。
この夫婦は仮面夫婦でも有る。
この2人が売ろうとしている絵画は、最後の晩餐の様だ。
マリアや最後の晩餐等。作品の奥底には、どうやら宗教色を意識しているのかも知れない。
仮面夫婦の2人と相反するかの様に、マリアとディビットの2人は恋愛関係へと発展する事から。この2組は対象的なカップルとして描いている様には見えたのだけれど…。
映画が進むに連れて。その様な宗教色・対象的な2組のカップルの描き方も、少しずつ袋小路に入り込んでしまった…かの様に見えてしまい。段々と興味を失って行ってしまったのは残念でした。
前半の食卓でのマリアの玉ねぎ話は笑ったし。マリアとディビットのカップルが食事をしているところを、車で覗き込むところ等は面白く見ていたのですけど…。
(この場面、『ローマの休日』の様な騒動になるのか?…と。一瞬だけ期待してしまった)
2018年12月2日 TOHOシネマズ/シャンテシネ1
※ 内容には関係ないのでこちらに。
マダムの提案に難色を示すマリア。
それを茶化す様にスティーブンはマリアに一言…
「Baby lt’s Cold Outside 」と耳元で囁く。
『水着の女王』でリカルド・モンタルバンとエスター・ウィリアムズ&レッド・スケルトンとベテイてギャレットのコンビで有名なナンバー。
ミュージカル映画好きならばこの一言についつい反応してしまった。
スティーブンは食卓でも隣の女性に「外は寒いよ!」と言っている事から。時代を越えた口説き文句の1つなのだろうか?
https://youtu.be/7MFJ7ie_yGU