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虹色の朝が来るまでの作品紹介

虹色の朝が来るまでのあらすじ

手話サークルで知り合ったろう者の高橋華と星野あゆみ。華は初めて同性に惹かれ戸惑うも、あゆみと交際することになる。後日、華は実家へ帰り、両親にあゆみとの交際について話すと、いつも味方だった母親から拒絶されてしまう。母親の拒絶に華はショックを受けるが、あゆみとの関係を断ち切ることがどうしてもできない。苦しんでいる華を見かねたあゆみは、東京で開かれる“ろうLGBTイベント”に華を誘う。そこには、それぞれ悩みを抱えつつも前向きに生きているろうのLGBTの人たちが集っていた。初めは緊張していたふたりも、次第に心を開いていく…

虹色の朝が来るまでの監督

虹色の朝が来るまでの出演者

原題
製作年
2018年
製作国
日本
上映時間
63分

『虹色の朝が来るまで』に投稿された感想・評価

ろう者(聴覚障害者)のLGBTQ映画。
全編手話で字幕が出ます。
出演者はほとんど演技未経験のろう者とのことです。

****


ろう者でありセクシュアルマイノリティである、
ってことなので情報量が多いんですよ。
登場人物も多いし。

でも、ものすごく手際がいいですね。
セリフで説明するシーンと
セリフ無しでいけるシーンをリズム良く並べているので
テンポよくサクサク進みます。

無言で動作や表情だけで描くシーンも多く、セリフで語るより切ない気持ちにさせられます。


****


63分の中で登場人物も多いんですが
バックグラウンドにも強弱をつけているので疲れない。

十分に描けている人物がいるから
バックグラウンド少なめの人物たちも観客が勝手に想像し始めるので、全員が豊かな人物に見えてきます。


****


LGBTQのQってのは
クエスチョニング(Questioning)と言い、自分のジェンダーや性同一性、性的指向を探している状態の人々のこと。

(セクシャルマイノリティ全体を表すQueer(クィア)のQでもあったりする)



監督が当事者でいらっしゃるとのことなので
この辺りのことが心配なく描けていますし
端的でもありそれぞれが叙情的です。


****


LGBTQとは?
ってのを教科書的に知ることもできると同時に
キュンキュンラブストーリーとしての楽しさあるので
63分ちゃんと楽しめると思います。



****


主役2人、とくに長井恵里さんは堂々としていて主演女優としての存在感もありました。

あとはなんと言っても、ゆりママを演じた菊川れんさんが素敵だし面白い。

表情や動作から優しさ暖かさが滲み出てるし、完全に演技としてバーのママになりきっておられて素晴らしいです。


あと、群馬の街の映像も何気ないけど綺麗でした。


****


ノートを取り出す音やドアが開くギーッという音の音量が突然大きすぎたりしたのはちょっとどうかな、と。。。


*****



ネタバレはコメント欄に。
ミク

ミクの感想・評価

4.0
もう、このカップルが可愛すぎて終始ニヤニヤしながら幸せな気分に浸りました。
マイノリティの閉鎖的な世界ではなく、どんどん繋がりが増えて世界が広がっていって明るくなっていく感じが最高だった!!

パンフレットに書いてあった裏話が興味深かった。手話を言語とする監督は映像で脚本を作って、それを元に翻訳者が日本語に訳し、ろう者の役者が読み取るために、また手話用の脚本に書き換える。膨大な仕事量だなーと感服します。でも、手話ひとつひとつがゆっくりで、思いも詰まっててとても見やすかった!

こういうキュンキュンする系のビアン邦画、もっと下さい。
シネマート新宿で上映&舞台挨拶を鑑賞。
ろう者(聴覚障がい者)xLGBTQを扱った作品。
インクルーシブな場をつくるには、まず違いを知り、違いを受け入れることが必要。ってことで最近ろう者の方や、LGBTQの方と接する機会があったので、違いを知るために鑑賞。

作品内のコミュニケーションは基本手話を通じて行われるため、手話でのコミュニケーション中は字幕が入る。字幕というと海外映画を連想するけれど、外国語と同じく手話も言語の一種。母語が日本語の人もいれば手話の人もいる。母語が手話の人は夢も手話でみるらしい。台本も手話の文法で書かれていたそうな。
そういえば今井監督の手話がめちゃくちゃ早かったっけ。映画の中の手話はそこまで早く感じなかったので、手話の早さは読み取りやすさに配慮されてたのかもな。

手話ならではのコミュニケーションとして、距離が離れていてもアイコンタクトが通じる距離であれば、周りの人に気づかれないようにこっそり手話でコミュニケーションが取れる。車を運転しながらの手話は余所見をすることになるので注意が必要。音楽喫茶や読書専門店とか、おしゃべり禁止のお店でも手話ならコミュニケーションが取れるのか。食事中の会話は、食べるのに手を使っている時は手話ができないので、ながら食いが防げてより食事に集中できそう。飲食店の中でのコミュニケーションは、音声を使った会話の場合、犬の遠吠えのようにどんどん声が大きくなり騒がしく感じることがあるけど、手話の場合はあまり周囲に迷惑をかけない。

LGBTQについては、映画を通して人の数だけ性差があるのではないかと思った。生物学的性差(身体)、脳の性差、心理的性差(心)、社会的性差(ジェンダー)。同性愛の親からの拒絶、同性愛の好きな人からの拒絶、トランスジェンダーの親からの拒絶。受け入れることが容易な違いと難しい違い。映画の中では拒絶シーンで、拒絶された人が反論することなくそれを受け入れているような表現があって気になった。
身近な人で置き換えて考えられるかな。
もし自分の母親が同性愛者だったとしたら?
気持ち悪さは感じないけど、今までの母親が失われてしまうような寂しさがあるかな。

群馬が舞台で景色の美しさが描かれつつ、地方の閉塞感と都会とのコミュニティ格差も描かれている。コミュニティの多い都会には様々な対話の場があるけど、まだまだ地方には対話の場が不足している。対話の場が増えてもっと生きやすい世の中になるといいけど。

舞台挨拶では今井監督が、今まで音のない映画を作ってきたけど、音の聴こえる人にも音の聴こえない人の世界を知って欲しいから、音の聴こえる人にも楽しめるように音をつけたと話していた。ここまで映画を観て感じたことを書き出していて、改めて監督の様々な意図が込められている作品であることを感じる。日常の描写が細かく、ろう者やLGBTQの方の追体験をするにはいい作品じゃないかな。(ろう者やLGBTQの方の感想も見たい)

舞台挨拶の回ということで、映画館の中のお客さんはろう者の方が多くて、この場では聴者である自分の方がマイノリティであるように感じた。拍手で手を鳴らすよりも、拍手の手話をする人の方が多かったり。僕も周りの人に倣って拍手の手話をしていた。その方が周りや舞台の上のろう者の方に拍手が伝わると思ったので。(乙武さんの挨拶の時だけ手を鳴らす拍手を)
舞台挨拶に身体機能的に手話ができない乙武さんが呼ばれていたのが印象的だった。そして乙武さんは聴き上手&まとめ上手で、こういうところがモテるポイントなんだろうなぁ。

海外より身近な異文化(ろうとLGBTQの世界)を追体験することのできる作品。当事者や経験者じゃないとわからないことは沢山あると思うけど、知ることで受け入れやすくなることって世の中にはある。
今月、はじめて手話教室に行ったばかりだけど、また手話教室に行ってこの映画の話をしたくなった。まずは指文字を覚えなければ。

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