このレビューはネタバレを含みます
・ワンシチュエーション映画初鑑賞。
・警察の緊急ダイヤルで働く主人公という事件の
切り口が斬新。
・電話ならではのもどかしさや緊張感、ライブ感
があり、かつ少ない手がかりで探す知恵の使い
方が見どころ。小説+αといった印象を受け
た。
・ワンシチュエーション映画はどう飽きさせない
ようにするかも重要なポイントだと思ってい
て、部屋を変える、過去の何かによって現場の
仕事から緊急ダイヤルの仕事に回されていると
いう状況を乗せることで展開を作って、90分
近い映画を飽きずに見させている。
・「耳だけで事件を解決していく」という垂れ込
みに注目して鑑賞していたため、最後のどんで
ん返しに正直騙された。
・主人公の真面目さと不器用さゆえに周りと衝
突していて生きにくい性格だろうと感じ、最後
の展開にやるせなさすら感じる。