まーしー

スティール・サンダーのまーしーのレビュー・感想・評価

スティール・サンダー(2018年製作の映画)
3.0
ジャン=クロード・ヴァンダム×ドルフ・ラングレン。
二人が共演した『ユニバーシャル・ソルジャー』の公開25周年を記念して制作された作品。
謎の組織に拉致された元諜報員が、軟禁された潜水艦からの脱出を試みる——。

C級の匂いがプンプンするも、普通のアクション映画だった。
拉致した連中とヴァンダム&ラングレンが狭い潜水艦内で対決。激しい銃撃戦や格闘を展開する。
さすがに主演二人もお年を召したせいか、往年の時のようなキレはない。ヴァンダムにいたっては、得意の回し蹴りすら封印している。
ヴァンダム&ラングレンのW主演というほどのものではなく、ラングレンは友情出演に近い役回り。
また、序盤の伏線を後半に回収するストーリーだが、こちらも目新しさはない。

こうした点に物足りなさを感じるも、全く不満はない。むしろ、この二人の共演作品を制作してくれたことに感謝。
ヴァンダミング・アクション炸裂!とまではいかないものの、銃の撃ち合いは見応えがあるだろう。

設定や展開に無理があり、色々と粗を探せばツッコミどころもあるが、そんなことは気にしてはならない。
アクション一辺倒で強引に進む本作は、90年代のアクション好きの琴線に触れるだろう一本。