harunoma

沖縄スパイ戦史のharunomaのレビュー・感想・評価

沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)
4.5
少年兵による「護郷隊」、十死にゼロ生なる少年兵の爆弾特撃
島の住民を巻き込んだスパイ容疑、スパイ殺し、かつ護郷隊内でも同志を殺す
戦争マラリアなる生き地獄への強制移住作戦
と、陸軍中野学校から各南西諸島に送られた秘密作戦の青年将校たちの、頭おかしい作戦が悲惨すぎる。太平洋戦争末期、激しい戦闘が行われた沖縄に、陸軍中野学校出身者の42名が潜伏した。特攻もそうだが、十死零生なる作戦は作戦ですらない。生命をバカにしすぎている。陸軍中野学校は、ここまでやばいとは。軍人は、島民も国民も守らない、むしろ利用し殺し、投げ捨てる。米国の対中戦略「エア・シー・バトル」琉球の防壁、というか日本列島そのものが最前線の防壁になるなど、本当にふざけている。ミサイル要塞化に反対です。
harunoma

harunoma