OSHO

ブレッドウィナー/生きのびるためにのOSHOのレビュー・感想・評価

3.2
観た方が良い映画だと思うけど、私は苦手。

タリバン政権下のアフガニスタン市民の悲劇を描いたアニメ映画。
北朝鮮の市民の悲劇を描いた『トゥルーノース』というアニメがあるけど、
日本人の多くは北朝鮮で悲劇があるのだろうということは、なんとなく想像がついても、
アフガニスタンの悲劇は想像もしづらい。
そういう意味では観た方が良い映画だけど…

日本映画でいうところのお涙頂戴ものでしかなかったかな…
ストーリーがちょっと嘘っぽい。

それから、アイルランドのCartoon Saloon社のアニメは『ソング・オブ・ザ・シー』についで2本目だけど、Cartoon Saloon社の画風は私は苦手。

ストーリーは…
タリバン政権下になり、それまで与えられていた女性の権利を次々に剥奪されていった。そのなかには女性だけでは外出できないルールもあった。

主人公の家庭では、父親が娘に勉強を教えただけで父親は逮捕。家から男がいなくなった。
つまり、女だけの家になってしまい、外出できない。食料も買えない。仕事することもできない状態になってしまった。

そこで、主人公の11歳の娘が『生きのびるために』長い髪を切り落とし、死んだお兄さんなの服を着て男として生きることにする。
というもの。

北朝鮮同様、アフガニスタンのタリバン政権も現在も続いている。
つまり、北朝鮮もアフガニスタンも悲劇は今も続いているということだし、そういう意味ではやっぱり観た方が良い映画です。
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