OSHO

悪は存在しないのOSHOのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
3.7
映画を観ながら、濱口竜介監督って、現代の小津安二郎なのかな…と思った。
映像やストーリーが似ているってことじゃなくて、日本人の潜在的な美意識や奥ゆかしさをしっかり描いているところが小津安二郎っぽい。

良い映画だと思うし、海外で賞をとった映画でもあるけど、「映画とはわくわくドキドキするものだ」という私の価値観からすると面白くはなかった。

設定は、先日鑑賞したスペイン映画の『理想郷』に近い。ただ、世の中悪い人なんてそんなにいないし、この映画の方がリアルに私は感じた。

途中出てきたコンサルが、こういう人いるよね、あるあるの人だった。中身はないけど上から目線で言う人。YouTubeとかでもときどき見かけるタイプ。

ラスト数分の展開は意味不明でした。
そこについては、他の人のレビューやネタバレサイトもみたけど、私の解釈は他の人とはほぼ同じだったけど、釈然としないというか、もっと別の意味があるのかも…と思った。

俳優は私は知らない人ばかりだった。演技ができてない人もいるし、素人を集めたのかも…。
それはそれでこの映画では良いと思った。
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