巨大IT企業に務めるプログラマーのエレーナは、自身が開発メンバーであるプロジェクトが作った新ネルギーのカリストが、開発途上で危険な副作用があるにも関わらず実用化されようとしていることを危惧して、エージェント組織のタウンゼント社に相談しようとする…。
70年代のテレビドラマシリーズをルーツとする『チャーリーズ・エンジェル』シリーズの最新作。
2020年作品。
監督のエリザベス・バンクス(『スパイダーマン』シリーズ、『ハンガー・ゲーム』シリーズ)は、主要キャラであるレベッカ・ボスレー役で出演もしている。
現代的なセキュリティな題材と、エンタテインメント性の強い派手なアクションが印象的だけど、序盤のストーリーが難解で、最後の方でストーリーが嵌まってくる感じ。
批判的な意見もあるようですが、個人的には楽しめました。
パトリック・スチュワートが出てるとは思わなかったので嬉しい驚き。
年取ったけどかっこよかった。
他の作品だとあまり笑顔を見せないけど、この作品では笑顔のシーンも多く、こんな素敵な笑顔の持ち主とは知らなかった。
映画版といえばスケールアップであるけれども、今回はなんと、ボスレーによってタウンゼント社はアメリカ全土のみならずヨーロッパに進出して、いまやボスレーというのは地区のエンジェルを統括するコードネームとなっていて、400人近くのボスレーが存在するというスケールアップ。
しかも、過去のシリーズや映画と整合性を付けるかのように、76年のTVシリーズや、2000年のドリュー・バリモアによる映画2作の写真を並べて、そこに今回のボスレー役のパトリック・スチュワートの写真を合成してリスペクトしているのにも納得。
(ただし、2011年版のTVシリーズ『新チャーリーズ・エンジェル』はなかったことになっているらしい)
今回エンジェルを演じた3人の魅力も良かった。
クリステン・スチュワートは含みのあるセクシーさが増しているし、始終、驚きながらも一生懸命なナオミ・スコットはタレ目と笑顔が可愛くて癒されます。
エラ・バリンスカは背が高いので、アクションがダイナミックで格好良いです。
過去作品へのリスペクトや、チャーリーズ・エンジェルといえばの変装、アクションも期待を裏切らない出来だと思う。