主演のシャーロック･ホームズ役のウィル・フェレルとジョン･ワトソン役の ジョン・Ｃ・ライリーは『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-』、『タラデガ・ナイト オーバルの狼』の名コンビだ。今作でも息の合ったやりとりを見せてくれる。
ウィル・フェレルと言うと、追いつめられて発狂する姿が笑えるのに、残念ながら本作ではなし。でもズレまくったホームズを好演している。
今作は下ネタギャグ満載ながらも、ちゃんとしたコメディミステリーになっているのには驚かされた。ラストでは、ホームズが例のファッショスタイルを確立したり、ワトソンを共同探偵に認めるなど基本設定を押さえてもいる。爆笑とはいかないが、決して退屈はしないので、レンタルならば十分楽しめるシャーロック・ホームズのパロディだ。
日本語吹き替え版は
シャーロック･ホームズ: ウィル・フェレル(内田 直哉)
ジョン･ワトソン: ジョン・Ｃ・ライリー(石住 昭彦)
グレース･ハート: レベッカ・ホール(阿部 彬名)
レストレード警部: ロブ・ブライドン(小形 満)
ハドソン夫人: ケリー・マクドナルド(高橋 理恵子)
ミリー: ローレン・ラプカス(坂本 悠里)
モリアーティ: レイフ・ファインズ(中村 章吾)
グスタフ・クリンガー: スティーヴ・クーガン(宮本 淳)
他
内田直哉のウィル・フェレルは初めてだが、違和感なし。
