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荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻のecoのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

大学関連で鑑賞。これは『羅生門』を踏まえての感想だが、黒澤明はいざ殺し合いをするという時に互いが怖気付いたり腰が引ける様子を描くのが上手いと感じる。時代劇でそういったみっともない様子を見せるものは恐らくそう多くはないであろう(時代劇は殆ど観ないため確証はない)が、そうした演出によりリアリティが作り出されているのだろうと思った。
度々流れる水のインサートがあるのが印象的。
個々の部下たちの回想シーンで敢えて残像が残るような撮影方法が取られている(恐らく。間違いという可能性もある)のが興味深かった。

途中少し中だるみしたかなと感じてしまったものの、完全に飽きたり眠くなるということはなかった。ただ最初のプチどんでん返しが面白さのピークかな、と感じてしまった。
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