映画大好きそーやさん

赤ん坊の食事の映画大好きそーやさんのレビュー・感想・評価

赤ん坊の食事(1895年製作の映画)
1.6
赤ん坊による、初めての食事フィルム。
上記に書いた文言の、それ以上でもそれ以下でもありません。
観客から観て左側に座る、髭を貯えたお父さんが、中央に座る赤ん坊にヨーグルトのようなものを2口食べさせ、その後クッキーのようなものを渡します。
その様子を、右に座るお母さんが微笑ましそうに見ているといった内容となっていましたが、はっきり言って『エカルテ遊び』に並ぶ中身のなさでした。
この1本は、何の目的、意図があって撮られたのでしょうか?
食事シーンはこれまで1度もなく、そういった意味では価値があったのかもしれません。
ですが、であるならばもう少し演技なり撮り方なりで演出、工夫を加え、せめて面白いと思える内容にまで昇華させていてほしかったです。
赤ん坊が何となく食べる気がなさそうで、その思いを知ってか知らずか、お父さんが無理やり食べさせているようにしか見えない描写は、どうにも不快感を抱く自分がいました。
総じて、ただ赤ん坊に食べ物を与えているという、ホームビデオ的映像に過ぎない1本でした!